カナダ在住のテスラオーナーが「納車されたばかりのモデルS P90DのAピラーにクラックがある」とテスラフォーラムに投稿。
ちょっと考えにくいことではありますが、画像では分かりにくいもののクラックの中にも塗装があり、つまりは「モノコックのペイント時から割れていた」可能性があるようです。
テスラのボディ構造にておいてAピラーは比較的重要な意味を持っており、ここにクラックがあるということは「かなり危険」であるということも同時に意味します。
フォーラムでは「テスラが出荷を急ぎすぎたために品質が落ちている」と指摘する向きもあり、確かにテスラは最近「過去最高」の出荷を記録したと報じられる通り、製造品質や検品など、いろいろと追いついていない部分があるのかもしれません。
テスラが2017年に初めて「第1四半期に25,000台を販売」。2018年には通年で50万台が目標
テスラは販売の伸びにサービス工場の対応が追いつかず?フロントガラス交換に5週間かかった例も
なお、過去にはテスラのサービス工場が「いつも満車」でちょっとした整備を行うにもかなりな「待ち」が生じるとも報じられており、こういった問題は「急激に販売が伸びたからこそ」とも言えますね。
今回のクラックが入っているモデルSについて、場所が場所だけに「修理」は現実的な解決策とは思えず、「交換」というのが常識的に考えられる解決方法なのでは、と思います。
VIA:CARSCOOPS
テスラが女性エンジニアによって訴えられることに。
その内容によると「セクハラ」で、訴えたのはAJヴェンダーメイヤーさん。
彼女によると、女性だという理由で正当な扱いを受けていない、としています。
具体的には、同じ男性エンジニアに比べて与えられる仕事のレベルが低い、同じ業務を行う男性に比べて給与が低い、男性に比べて昇進が遅い、など。
加えて、「車に不具合があるのを知っていてそのまま(テスラが)販売している」のを彼女が知ったのちに不適当な言葉でからかわれるようになったと主張しています。
これが本当なのか彼女の被害妄想なのかライバルメーカーの工作なのかは不明ですが、企業というのは色々なリスクに備えないといけない、とつくづく感じますね。
なおこういった訴訟はテスラにとってダメージが大きいのかもと考えたりしますが、女性蔑視発言を繰り返すトランプ大統領が当選したり、その後も支持されていることを考えるとアメリカの根本には人種差別や女性蔑視があるとも思われ、実際は「ほとんど問題にならない」ような訴訟かもしれませんね。