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7月第2週目の中国国内販売ではテスラが3位からの猛烈な追い上げをくらい「2位」の座を追われそうに。なお中国では電動化車両の販売比率がついに50%を超える

中国

| それでもテスラが二位に踏みとどまるのはさすがのブランド力のなせる技か |

おおよそ中国における「EVメーカーの勢力図」が固定されてきたように思う

さて、7月の第二週(2024年第28週目)の中国におけるNEV(BEV、PHEV、EREV、FCEVの総称)の販売が前年比で35%、前週比で8.8%と大きく成長。

ただし例によって「すべてが同じように成長したわけではなく」、その内容には大きな差異があり、トップのBYDの成長率は前週比5%にとどまっていて、ある種の「打ち止め感」が出てきたようにも思えます。

一方でテスラは前週比75%増と大きく伸び、前年同期比でも14%増となっているので、なんだかんだ言いながらも根強い人気を誇っていることもわかり、そう簡単には沈まないということもわかりますね。

ただしテスラの「2位」の座は危うい

しかしながら7月第二週の販売状況を見ると、3位のLi Autoが2位のテスラに「あと100台」というところまで迫っており、もしかすると来週あたりにはテスラが3位に陥落してしまう可能性もありそうです。

ただし注意を要するのは、上述の通りこの販売台数には「BEV、PHEV、EREV、FCEV」が含まれており、つまりレンジエクステンダーつきEVやプラグインハイブリッドも含まれ、つまり純粋な電気自動車(BEV)のみの数字ではないということ(それぞれの内訳については公表されていない)。

BYD61,800台
テスラ11,400台
Li Auto11,300台
Aito9,400台
Wuling7,800台
GAC Aion7,100台
リープモーター4,500台
フォルクスワーゲン3,600台
NIO3,400台
Zeekr3,300台
Deepal3,300台
シャオミ2,300台

これらNEVは中国の2024年7月第二週の販売では51%のシェアを占め、つまりは広義の電気自動車がついに新車販売の過半数を抑えたということになりますが、これは上述の通りNEVの販売が8.8%増え、そして内燃機関搭載車が27%減少したことによるもの(乗用車全体だと前週比で4.9%増、しかし前年比では4.9%減)。

なお、3位のLi Autoは前週比で41.25%、前年比でも46.75%伸びており、確実に成長していることがわかります。

Aitoは前週比で18.99%、前年比で944.44%増、小型EVが得意なWulingは前週比で16.42%、GAC Aionは前週比4.41%増、リープモーターは前週比18.42%増となっているものの、NIOは前週比で35.85%減、Zeekrも前週比13.16%減、Deepalも前週比2.94%減、シャオミも前週比で37.84%減少といった感じでランキング下位組はいまひとつ奮わず、そして「飛ぶように売れた」と報じられるシャオミの失速もちょっと意外なところで、相変わらず中国市場では浮き沈みが激しく、一瞬たりとも気を抜くことができない、ということがわかりますね。

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参照:CarNewsChina

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