人と車との間には相性がある
時々聞くのが、「人と車には相性がある」という話。
その車に乗っていると運が向いてくるとか、逆に運が逃げてゆく、とかそう行った類のものです。
ぼくは迷信深い方ではなく、目に見えないものは信じないので、そういった話を聞いても「へえーそうなんだ」くらいにしか考えていなかったのですが、(もう売ってしまってから随分経つものの)ぼくもついに同様の経験をする機会がやってくることに。
なぜかその車を運転していると眠くなる
ぼくの場合、その車に乗っていると何か運勢が変わるというものではないのですが、「運転していると眠くなる」のですね。
運転が楽しくない車ではないですし、むしろ気に入って楽しく乗っていたにもかかわらず、なぜかその車を運転するとやたら眠くなることに。
最初に気づいたのは、その車を購入して数ヶ月経った夏の夜で、用事を終えて車に乗り、さあ家に帰ろうとした時に強烈な眠気が襲ってきたのです。
「そんなに疲れてんのかオレやばいんじゃないか」と考えたりしながらなんとか正気を保って家に帰ったのですが、それからも何度かやたら生活において眠気を感じることが多く、ちょっと不安を感じることに(この時点ではその車と眠気との関係性は把握できていない)。
ぼくは何かしている時に眠気を感じたり、車を運転している時に眠くなったりすることはなく、その夏は「本当に体がヤバいのか」と思っていたものの、ある日ふと気づいたのですね。
「その車を運転している時に限って眠くなる」、ということに。
その因果関係に気づいてからは「その車に乗ると必ず眠くなり(蚊に刺されても気づかないうちは痒くないものの、気づいてしまうと痒くてたまらなくなるように)」、かなり困ったことを覚えています。
とにかく眠かったその車ですが、別の車に乗り換えるとパッタリと眠気を感じることはなくなり、「本当に人と車との間に相性があるんだ」と思った次第。
今でもなぜその車に乗ると眠くなったのかは不明ですが、振動が眠気を誘う心地よさだったのか、乗り心地が快適すぎたのか、それは不明です(売却してしまった今では永遠の謎)。