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FIAがF1向けに新しいヘルメットの基準を設定。視界がどんどん狭くなってゆく模様

2018/06/15

| FIAがF1用ヘルメットの新基準を公開 |

FIAが2019年シーズンに向け、F1用ヘルメットの基準を公開。
新基準は安全性を向上させ、耐衝撃性を向上させたものとなっており、この基準はまずF1で義務化されたのちに他のカテゴリでも同様に義務化される見込み。
なお、この基準はFAIが勝手に決めたものではなく、ベル、シューベルト、アライなどヘルメットメーカーと研究を重ね決定したものだそう。

F1用ヘルメットは新次元に

FIAによると「現時点でもトップランクのヘルメットは世界で最も高い安全性を誇るが、新しいヘルメットはその上をゆく」とのこと。
外観上の特徴はバイザー開口部が10センチ低められ(これはフェリペ・マッサのヘルメットにパーツが直撃した一件を受けて変更に変更を重ねられたものと思われる)、シェルは何かが刺さっても貫通しにくいコンポジット素材に。
安全性が高まるのは喜ばしいことではあるものの、今回の小さなバイザーにせよHALO(ハロ)にせよ、視界がどんどん狭くなってゆくようでちょっと心配ですが、F1はバイクとは異なり「上下」の視線移動がほとんどなく、よってこれくらいの「隙間」しかないバイザーでも問題ないのかもしれません(それよりもコクピットをキャノピーで覆ったほうがよさそうですが)。

今回の規定はFIA 8860-2018にて定められ、耐衝撃性能や耐貫通性、バイザーの基準等について事細かに定められています。

それでは動画を見てみよう

こちらがFIAが新しいヘルメットの基準を公開する動画、「FIA New Standard Helmet Reveal」。

そしてこちらはこれまでの基準によって作られたF1用ヘルメットですが、思いっきりぶっ壊してみた「What's inside a Formula 1 Helmet?」。
大きなハンマーで叩いたりしていますが、相当な強度を持っていることもわかります。

なお、この人はなんでも「中はどうなっているのか」分解してみるユーチューバーで、以前はメルセデス・ベンツのシートを分解していましたね。

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