| たとえテスラが嫌いでも、罪のないクルマを攻撃するべきではない |
「なぜテスラのクルマや、テスラ乗り、そしてテスラ社は嫌われるのか」という動画が公開に。
これはテスラの(ほぼ)専門ユーチューバー、ライク・テスラ(Like Tesla)さんがアップしたもので、動画内ではここ最近ネットにアップされたテスラを破壊する、もしくは傷つける動画、そしてSNSでの投稿を紹介。
そしてその内容たるや、見ていてちょっと悲しくなってくるほどです。
いまだかつて、ここまで憎悪をつめたクルマはほかにない
これらの対テスラ破壊行為を見ていると、車両の外装を傷つけるのは日常茶飯事で、バイクで走行中のライダーが追い抜きざまにドアミラーを破壊する人、テスラに何かをぶつける人、わざわざ別のクルマで横付けしてテスラの窓ガラスを割る人など。
とくにこの人など、「親でもテスラに殺されたんか・・・」というくらいの憎しみの形相。
なお、テスラに関し、こういった「破壊活動」がネット上に多く上げられるのは、テスラの車体数カ所にカメラが内蔵されており、駐車場でもそれらが車両を監視しているから。
フロントはもちろん、ドアピラー、フェンダー内にカメラが内蔵されていて、近づく人やクルマを傷つけている瞬間を録画している、ということで(設定による起動が必要)、テスラのオーナーがそれらの現場をアップしているわけですね。
よって、それらテスラを傷つけは人々には当然の報いが下っているものの、それでも減らないのがテスラに対する敵対行動。
そして、これまでの動画を見ていると、テスラ車を傷つける人は、強い目的意識と執念をもってそれを行っていることがわかり、つまり「出来心」や「ちょっとだけキーやコインで引っ掻く」と言うレベルではないことがわかります。※今後、クルマの「キーレス化」、そして買い物でもキャッシュレス化が進むと、キーやコインで傷つけるというケースがちょっとは減るのかも
テスラオーナーも「危険性を認識」
そして、ライク・テスラさんが自身のツイッター上でアンケートを行ったところ、テスラ・オーナーの90%が「駐車中に監視を行う」セントリーモードをアクティブにしていると回答し、かつなんらかの嫌がらせにあった人、テスラ専用充電器「スーパーチャージャー」専用スペースをブロックされた、という人も。※もはやいたずらというレベルではない
つまりテスラオーナーは「テスラオーナーおよびテスラのクルマが嫌われている」ということを認識せざるを得ないほど状況が悪化しているということになりますね。
ここまで来るとそのうち「怖くてテスラに乗れない」日がやってくるのかもしれず、しかしその理由は不明。
テスラ自体が富裕層をターゲットにしたクルマだからなのかもしれませんし(だから乗っている人に対して願望憎悪を持つ)、それともそのCEOであるイーロン・マスク氏の言動が嫌いなのかもしれません。
日本においてはプリウスやアルファードに乗りたくとも「典型的なプリウスやアルファードのドライバー」にように見られるのが嫌でそれらに乗れないというケースもあるかと思いますが、これらの場合は(そういったイメージを人々に植え付けてしまう)ドライバーに責任があり(しかし遠因としては、そういった人々を引きつけるクルマにも責任があるうワケですが)、テスラの事情とはちょっと違う、ということになりそうですね。
VIA:Like Tesla