| 世の中には信じられないような事故がたびたび起こる |
ある意味ではこのドライバーは幸運だった
さて、日本ではそれほど多くはない跳開橋(跳ね橋)ですが、米国ではけっこう「普通」にあるようで、”クルマに乗って跳ね橋を渡っているときに橋が開いてしまう”という悪夢を見る人も少なくないのだそう(何かを示唆している、定形の悪夢だと思われる)。
そして今回はフロリダ州ランタナのオーシャン・アベニュー・ブリッジで起きた、悪夢ばりに恐ろしい事故映像が公開されていますが、最終的に事なきを得たものの、ドライバーとしては生きた心地がしなかったのかもしれません。
ここでその内容を見てみましょう。
その事故はこうやって起こった
まずはこの跳ね橋が上がることを知らせる鐘が鳴るものの、一台の車と自転車が跳ね橋へと無理やり侵入。
そして自転車はなんとか跳ね橋を走り抜けますが、このクルマ(ホンダ・アコード)は跳ね橋の途中で停止してしまいます。
おそらくは目の前で出口側のゲートが閉まってしまったのだと思われますが、この停まった位置があまり良くはなく・・・。
跳ね橋が上昇開始!
クルマを持ち上げる形でどんどん開き・・・。
ドライバーはクルマから出ようとしますが、真下を見て(おそらくは橋の隙間から海が見えたのか)飛び降りるのを思いとどまります。
もしここで飛び降りていたら、そのまま海に滑り落ちていたか、どこかで引っかかってしまい、橋の開閉時に挟まっていたかもしれません。
さらに上昇する橋に車体が押される形で前に進み・・・。
そのままドスン。
なお、橋が開くのはこの角度が最大だったようですが、これまた「もっと開いていたら」アコードのリアはメリっと潰れていたかもしれませんね。
そして橋が戻ってゆくと、隙間に落ちた後輪も押し上げられてもとどおりとなり、無事にドライバーはクルマを発進させています。
見たところ、フロントバンパー下部は地面との摩擦で削られ、それはリアバンパーも同様。
ただし車体が路面に落ちたときに裏面をヒットしているようなので、意外とダメージは大きいのかもしれません(けっこうな高さから落ちているので、足回りにも問題が発生している可能性が高い)。
ブリッジオペレーターはクルマに気づかず
なお、報道によればブリッジオペレーター(ブリッジテンダーというらしい)は警察の調査に対し、クルマの存在を確認できなかったと語ったそうですが、安全注意義務を怠ったという理由にて解雇された、とのこと(このブリッジオペレーターが一番の被害者かのかもしれない)。
あわや大惨事になりそうな跳ね橋の事故動画はこちら
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