ブラッド・ピットは「引退したベテランドライバー」そして若手の指導を行う立場なるも新人と競うもよう
これだけ聞くとストーリーはトップガン マーヴェリックと同じようにも
さて、アップルが「F1を題材にした映画」の配給権を獲得した、との報道。
この映画については「劇場公開」がなされるといい、つまりはアップルが本格的に配給会社としてのビジネスをスタートさせるということを意味します(過去にも2本、小規模ながら劇場公開を行ったことがある)。※劇場公開前に、アップルがいずれかのプラットフォームにて一定期間”独占”公開を行う可能性も報じられている
なお、F1については過去に例を見ないほどの盛り上がりを見せており、現在F1各チームにとっても「スポンサーがよりどりみどり」状態なのだそう。
この人気沸騰については諸説あるものの、ネットフリックスのオリジナル番組「Formula 1: 栄光のグランプリ」が大きく影響しているといい、これによって今までモータースポーツに興味を示さなかった若い世代がF1に関心を示すようになった、とも。
今回のF1映画は話題に事欠かない
そこで今回報じられているF1の映画(タイトル未定)ですが、とにかく話題には事欠かず、まずは制作陣につき「監督はジョセフ・コシンスキー、脚本家にはアーレン・クルーガー、プロデューサーはジェリー・ブラッカイマー、そしてジェリー・ブラッカイマー・フィルムズのチャド・オーマン」ということ。
これらの名を聞いてもピンと来ないかとは思いますが、これらの面々と役割は現在ヒット街道まっしぐらの「トップガン マーヴェリック」と同じだといえばわかりやすいかもしれません。
そしてもうひとつのトピックは「主演がブラッド・ピット」ということ。
そしてブラッド・ピットが主演ということはもしろん自身の制作会社「プランB」もこの映画に参加するわけですが、さらには7度のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンも製作に加わると報じられています。
ストーリーは「トップガン マーヴェリック」のF1版?
なお、ストーリーについては現在詳細が明かされていないものの、ブラッド・ピットは「引退したF1レーサー」を演じるといい、さらには若手レーサーの指導と競争が描かれるそうなので、これは(制作陣が同じだけに)トップガン マーヴェリックの「まんまF1バージョン」なのかもしれません。
ちなみにですが、1986年のトップガンの監督はトニー・スコット(すでに死去しており、トップガン マーヴェリックの最後にも追悼のテロップが流れる)ですが、トニー・スコットは1990年に「トップガンのNASCAR版」ともいえるデイズ・オブ・サンダー(トム・クルーズ主演)を公開したことも。
今回のF1映画に関し、そのアイデアを出したのはジョセフ・コシンスキー監督だといい、その経緯はトップガン マーヴェリックの撮影中、トム・クルーズを通じてルイス・ハミルトンとコンタクトを取る機会があったことから(トム・クルーズは昨年のイギリスGPを訪問しており、その際の出来事かもしれない)。
その後ジョセフ・コシンスキー監督とジェリー・ブラッカイマー、ルイス・ハミルトンとそのマネージャーが会合を持ってプロジェクトを進めることが決定し、そこにトップガン マーヴェリックの脚本家が合流したという経緯を持つようですね。
なお、主演にブラッド・ピットが選ばれたのはジョセフ・コシンスキー監督とブラッド・ピットとの「運命的な出会い」によるもので、ジョセフ・コシンスキー監督が「ぜひとも」とブラッド・ピットを説き伏せたのだそう。
配給に関しては、当初アップルのほか、Netflix、アマゾン、MGMとの間で権利が争われたそうですが、結果的にアップルがこれを獲得した、ということになりますね。