F1とタグ・ホイヤーとが10年間のパートナー契約を発表。「F1やチーム、ドライバーのレガシーを継承」した腕時計の発売が期待でき、親会社のLVMH（ルイ・ヴィトン）もF1との10年契約を締結

Image：TAG HEUER

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さて、F1とタグ・ホイヤーとが正式に提携を発表。

この提携は2025年から効力を発揮し、契約期間は10年だと報じられています。

タグ・ホイヤーはこれまでにもF1との深い関わりを持っていて、1971年にはフェラーリにそのロゴを掲示することでスポンサーとなり、これは「F1ではじめて腕時計メーカーがスポンサーとなった例」。

その後もマクラーレンなど各チームとともに230回の優勝、500回以上もの表彰台を獲得しており、1992年から2003年にわたる公式タイムキーパーも努めています。※2016年からはレッドブルとの提携関係にあり、現在はポルシェともパートナーシップ契約を結んでいる

なお、今後タグ・ホイヤーは「F1や、チーム、ドライバーのレガシーを継承する」と述べているので、今後「そういった」限定腕時計が発表されることになることは間違いなく、しかしここでぼくが注目したいのは「タグ・ホイヤーは、ルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループに属する」ということ。

ルイ・ヴィトン、LVMHは今後モータースポーツとの関わりを強める

そしてルイ・ヴィトンは2021年にはモナコGPでの「トロフィー専用トラベルケース」、そして2024年には「トロフィーそのもの」を制作しており、昨年末には「10億ドル」にて「F1とLVMHとの長期グローバルパートナーシップ契約」が発表されています（詳細は今年はじめに発表されるとアナウンスされている）。

さらに同じくLVMH傘下にあるディオール、そしてブルガリもモータースポーツとの関わりを強めており（グランツーリスモとのコラボも行っている）、つまるところ、LVMHグループでは今後モータースポーツ、F1との関わりを強めてゆくということに。

加えてルイス・ハミルトンも急速にLVMHグループと接近していて、すでにディオールからは自身が関わったコレクションを発表していますが、これもやはりLVMHの今後の意向を強く示す例であるとも考えています（ハミルトンはファッション業界に進出する計画を持っているので、ハミルトンにとっても渡りに船である）。

参考までに、LVMHグループに属するブランドは（代表的なもので）以下のようなものがあり、今後はタグ・ホイヤー以外からもF1やモータースポーツとのコラボレーションを行うブランドが登場するのかもしれません。

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参照：TAG HEUER