| アストンマーティンはミドシップシリーズの名称を「神話」で構成? |
アストンマーティンが新たに商標「ヴァルハラ(Valhalla)」を10月に登録。
現時点ではこの「ヴァルハラ」が何に使用されるのかは不明ですが、先日アストンマーティンが新たに発売すると公表したハイパーカー「プロジェクト003」の名称、もしくはヴァルキリーの下に位置し、フェラーリ488やマクラーレン570S、ランボルギーニ・ウラカンのライバルとなる「ミドシップスポーツカー(プロジェクト名:AM9)」に使用されると思われます。
アストンマーティンは「ミドシップ三兄弟」を構成する意向
なお、アストンマーティンの新型ハイパーカー「プロジェクト003」「AM9」ともに共通のデザイン言語を使用すると言われます。
プロジェクト003のパワーユニットはV6ターボ+ハイブリッド、とのウワサで、その価格は1億円程度となり、ポジション的にはラ・フェラーリ、ポルシェ918スパイダーあたりをイメージしている模様。
AM9はその下に位置し、上述のようにフェラーリ488、マクラーレン570S、ランボルギーニ・ウラカンのライバルになると目され、当然ながら価格も「そのあたり」になるかと思われます。
そしてプロジェクト003、AM9ともにミドシップレイアウトを持つことになり、もちろんその頂点に立つのは「ヴァルキリー」。
アストンマーティンはもともとヴァルキリーをイメージリーダーとしてミドシップスポーツのラインアップを拡充する意向ですが、「ヴァルハラ」がその一味なのは間違いなさそう。
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というのも「ヴァルキリー(ワルキューレ)」は北欧神話に登場する半神の名称で、神話の中でヴァルキリーは死者の魂を「ヴァルハラ」へ運ぶ、とされています。
そしてヴァルハラは北欧神話の主神であるオーディンの宮殿ということになり、関連性が見られるため。
なおアストンマーティンは戦争に関するネーミング、「V」で始まるネーミングを好んで選ぶようで、サーキット専用の限定モデル「ヴァルカン」も戦闘機の名称から。
Vつながりだとヴァルキリー(Valkyrie)、ヴァンテージ(Vantage)、ヴィラージュ(Virage)というモデルもあり、最近は他に「ヴァレカイ(Varekai)」も商標登録した、と報じられていますね。
なお「ヴァレカイ」はロマ語だと言われていますが、これは英語に直すと「Wherever(どこへでも)」の意味。
「どこへでも」は環境を選ばない走破性をイメージさせるため、これは新型SUV(DBXだと言われていたもの)の名称に用いられる、と言われています。
「ヴァルハラ」に話を戻すと、やはり神話つながりで「プロジェクト003」もしくは「AM9」の名称に用いられると思われますが、どちらかに使用されるとなると、残るもう片方の名称は?というのが気になるところ。
「つながり」を考えるとやはり北欧神話に由来したネーミングとなりそうですが、北欧神話で「V」を持つものだと、ほかにヴァーリ(Vali)、ヴァール(Var)、ヴィダール(Vidar)、といったところがあるようですね。
VIA:Autoguide