| 「スペクター」モデルに比較してよりミリタリー、そしてヴィンテージっぽく |
オメガが007映画最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time To Die)」に使用される腕時計、「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」の市販モデルを公開。
実際に映画で着用される腕時計と同一のデザインを持っており、かつ007映画にてジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグの意見を取り入れたこと、そして今回は「限定モデルではなく、通常モデルとして購入できる」ということが大きなトピック。
なお、前作「スペクター」で着用されたシーマスター300は世界で7007本が限定販売されていますが、これはオメガの007モデルでは「初」となる劇中モデル同様の仕様を持った腕時計で、中古相場も「かなり高い」のが特徴。
今回の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」バージョンにて限定が解除されたのには、想定したよりもずっと高い需要があったという事情も関係していそうです。
「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」はこんな仕様を持っている
今回リリースされる「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」 のケースにはチタンが採用され、「スペクター」モデル同様にロリポップ秒針、そしてNATOベルトを採用。
ただし時針や分針、ベゼル、ケース形状が変更され、大きく雰囲気が異なります。
このシーマスター ダイバー300M 007 エディションの仕様には、ダニエル・クレイグの意見、制作サイドの意見が反映されているそうですが、「ミリタリー」「ダイバー」風味が強くなっているように思われ、ダイヤルには英国軍官給品であることを示すブロードアローが記されています(ジェームズ・ボンドは英国海軍中佐という設定。このマークで所属がバレることにはなりますが)。
さらにケースバックには軍用コードが刻印されるなど、徹底して「ミリタリー」な雰囲気を演出しているようですね。
ベゼルは「スペクター」モデルの両方向回転型ではなく、ダイビングスケールを備えたものへと変更。
ベゼル表面はアルミ製が採用され、文字とスケールは「日焼け」を再現したレトロなカラーが用いられています。
ストラップはシーマスターでは「初」となるメッシュ(ミラネーゼ)ブレス、そしてスペクターモデルでも好評だったNATOストラップ。
そしてNATOストラップのカラーは文字盤やインデックスとシンクロしたカラーを持ち、全体的な統一感を高めています。
シーマスター ダイバー300M 007 エディションについて、現在国内価格はアナウンスされていないものの、発売自体は映画公開の4月に先駆けて2月より販売開始。
限定ではないといえど「007モデル」にはかわりなく、スペクターモデルの人気に引っ張られて入手困難となるのは間違いない、と思います。
ダニエル・クレイグはオメガの他にアストンマーティンのデザインにも関与
なお、ダニエル・クレイグはこれまでにもアストンマーティンのワンオフモデルのデザインに携わったことも。
アストンマーティン・ヴァンキッシュの限定モデル「センテナリー・エディション」のシリアルナンバー「007」には、ダニエル・クレイグの好みが反映され、「デニム」をイメージしたカスタムが施されています。
そして最近だとDBSスーパーレッジェーラのカスタム仕様プロジェクトにも参画。
こちらはオメガの腕時計等とセットにて競売に登場する、と報じられています。
こうやって見ると、ダニエル・クレイグ自身は「濃いブルー」などシックな色合いが好みのようですね。
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VIA:Omega