| もう二度と各スーパーカーメーカーが「スピードスター」に手を出すことはないだろう |
さて、アストンマーティンは88台限定にて「V12スピードスター」を発売していますが、今回はそのV12スピードスターに「DBR1仕様」を追加。
これは1959年のル・マン24時間レースにて、キャロル・シェルビーとロイ・サルバドーリがハンドルを握り優勝した車両の仕様を反映させたもので、今からでも注文が可能だとアナウンスされています。
なお、今から限定台数を増やすということはないはずなので、現時点ではまだ受注が予定台数の88台には達しておらず、それをさばくために急遽追加されたのが今回のDBR1仕様ということになりますね。
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ボディカラーはアストンマーティン・レーシング・グリーン
このV12スピードスターDBR1仕様のボディカラーはアストンマーティン・レーシング・グリーン、そこへクラブスポーツ・ホワイトのラウンデル。
なお、ベーン・グリルのルーバーは「サテンシルバー」、ホイールは21インチのセンターロック式で、サテンブラックに切削加工という仕様です。
インテリアについては画像が公開されておらず、しかしコンカーサドルレザーにビリジアングリーン・テクニカルテキスタイル、そしてグロスフィニッシュ仕上げのカーボンファイバートリム、ブラッシュド・アルミニウム製のスイッチという仕上げがなされる、とアナウンスされています。
このほか、DBR1仕様のみの特典として、ボディカラー(アストンマーティン・レーシンググリーン)同色のドライバーとパッセンジャー用ヘルメットが付属する、とのこと。
アストンマーティンV12スピードスターはこんなクルマ
V12スピードスターは2020年3月に発表された限定モデルで、車体は「ヴァンテージとDBSスーパーレッジェーラとのミックス」、搭載されるエンジンは5.2リッターV12ツインターボ、トランスミッションは8速AT、出力は690馬力、0−100km/h加速は3.4秒、最高速は320km/hというスペックを持っています。
なお、V12スピードスターが発表された当時は、スピードスターが一つのブームで、ポルシェは「911スピードスター」を、フェラーリは「モンツァSP1/SP2」を、そしてマクラーレンは「エルヴァ」を、ベントレーは「バカラル」を発表していますが、スピードスター市場は思ったよりも大きくはなかったのか、マクラーレンはエルヴァを売るのに苦労し、その限定台数を予定よりも大幅に縮小させています。
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このV12スピードスターの「88台」はさほど多い台数ではないと思われるものの、これがまだ完売しないという理由はちょっと謎。
やはりスピードスターというボディ形状に関するハードルが高かったのか、それとも見た目の特別感があまり高くなかったのか(1億円もするのに見た目がヴァンテージに近い)、もしくはトランスミッションにマニュアルが用意されなかったからなのか、それともまた別の理由なのかは不明です。
アストンマーティンDBR1はこんなクルマ
そしてアストンマーティンDBR1ですが、これは上述の通りアストンマーティンにル・マンでの勝利をもたらした「その歴史上、最も有名な」レーシングカーの一台。
まれにオークションへと登場するものの、「20億円以上」という驚異の高値で落札されることも多いクルマです。
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なお、2018年にはDBSスーパーレッジェーラに「DBR1へのオマージュ」とも言うべき仕様を与えた限定モデル、「DBS59」も追加されていますね。
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