| デビッド・クルサードはF1引退後、コメンテーターや司会者として活躍中 |
ほかのヴァルキリーに比べるとカラーリングは非常にシンプル
さて、F1ドライバー、デビッド・クルサードがモナコにてアストンマーティンのハイパーカー「ヴァルキリー」をドライブする様子がYoutube上へと投稿されてちょっとした話題に。
ちなみにデビッド・クルサードは13回のF1グランプリ優勝を誇るもののワールドチャンピオンを獲得する機会には恵まれず、それは(不幸にも)ミハエル・シューマッハと同じ時代に現役生活を送ったこと、そして14年の現役生活のうちにはミカ・ハッキネン、キミ・ライコネン、ファン・パブロ・モントーヤ、ジャン・アレジなど錚々たるドライバーとキャリアが被ってしまったことが理由としても考えられます。
ただし紳士的な性格、マシンやタイヤの開発能力が高く評価されてトップチームを渡り歩くことになり、トップは取れずとも好ポジションにつけることが多く、「振り向けばクルサード」と言われたことも。
そのほか、プライベートジェットが墜落するも自身は奇跡的に生き延びたり、顔の四角さ(エラが張っている)から「食パン」「ペヤング先生」と親しみをもって呼ばれたことも記憶に残ります。
現在はコメンテーターや司会者として活躍中
そんなデビッド・クルサードですが、現役時代に築いた幅広い親交、温厚な性格、豊富な知識によって現在は人気コメンテーター / 司会者として活躍しており、今回は自身のヴァルキリーに息子のデイトン・クルサードを乗せてドライブする姿が目撃されたわけですね。
このヴァルキリーは150台が生産されるうちの86番目だといい、ボディカラーはマリーナブルー、そしてインテリアはアルカンターラ。
ホイールはシルバー、そしてボディパネルにはアクセントが施されないというシンプルな仕様を持っていて、これはこれで非常に魅力的な個体だと思います。
アストンマーティン・ヴァルキリーはレッドブルとアストンマーティンとの共同にて開発されたハイパーカーですが、その設計はF1マシンの設計で知られるエイドリアン・ニューウェイが行っており、デビッド・クルサードはレッドブルに在籍していた(2005年〜2008年)こともあってエイドリアン・ニューウェイと親交が深く、2018年にはエイドリアン・ニューウェイとともに女性限定のフォーミュラカーレース「Wシリーズ」の運営責任者にも収まっています。
つまり、デビッド・クルサードは「サーキット上(F1マシン)と公道の両方にて」エイドリアン・ニューウェイの設計したクルマをドライブするという非常に数少ない経験を持つ一人、ということになりますね。
このヴァルキリーは11,000回転という驚異のレブリミットを持つ6.5リッター(コスワース製)V12自然吸気エンジンを搭載し、そこにリマックが開発したハイブリッドシステムを搭載し、合計で1,140馬力を発生させます。
昨年の11月から納車が開始されており、世界各地では様々な仕様を持つヴァルキリーが目撃されていますが、今後まだまだ目撃例が出てくることになりそうですね。
デビッド・クルサードが息子を乗せてアストン・マーティン・ヴァルキリーでモナコを走る動画はこちら
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