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アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」生産枠の転売が早くも登場!新車価格の2倍、そして今からオプションやボディカラーは自由に決定可能

アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」生産枠の転売が早くも登場!新車価格の2倍、そして今からオプションやボディカラーは自由に決定可能

| こういった「転売」は以前に比較すれば少なくなったように思う |

自動車メーカーが顧客を適切に選定できるようになったのか、あるいは転売組も長期保有後に売るほうが有利だと考えているのか

さて、アストンマーティンは新型ハイパーカー「ヴァルハラ」の情報を徐々に公開している状態であり、まだその詳細についてはわからない状況ではありますが、今回はドイツにて、すでにその生産枠が1,189,999ユーロ(日本円で約1億7300万円)にて転売されるという事例が報告されています。※ヴァルハラの新車価格は58万ポンド(日本円で約9700万円)

これはAuto Seredinというエキゾチックカーディーラーが販売しているもので、生産開始は2023年、そして今回販売されるのは生産枠そのものなので、購入者はこの生産枠を手に入れ、そこから自由にオプションなどを選ぶことができる、とされています。

意外と早く発表されそう?アストンマーティンが新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のティーザー動画を公開
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アストンマーティン・ヴァルハラは999台の限定生産

アストンマーティン・ヴァルハラは前々アストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏がヴァルキリーとともに計画したハイパーカーで、ポジション的にはヴァルキリーの下、そしてそのさらに下にミドシップ化されたヴァンキッシュを据えることで「ミドシップ三兄弟」というラインアップを構築するという野望の一翼を担うクルマ。

当初は新開発のV6ツインターボエンジンを搭載する予定だったものの、メルセデス・ベンツがアストンマーティンへの出資比率を高めるとともにその関与度合いが高くなり、V6ではなくメルセデスAMGのV8エンジンを積むという方向へと修正がなされています。

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それに加えて若干のスペックや外装の修正が行われ、パワートレインはV8ツインターボエンジンに加え前後にエレクトリックモーターを積んでプラグインハイブリッド化され、最高出力は950馬力にまで上昇することに。

具体的には750馬力を発生するメルセデスAMG製ツインターボV8エンジンに加えて204馬力を発生するエレクトリックモーターを2つ組み込み、トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動輪はもちろん4輪、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は330km/hというのが目標スペック。

さらにはカーボンファイバー製のシャシー、F1スタイルのプッシュロッドサスペンションとアジャスタブルダンパー、アクティブエアロダイナミクス、カーボンセラミックブレーキといった装備もアナウンスされており、車体重量は「目標1,550kg」。

アストンマーティンが新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のスペックを発表!エンジンはAMG製V8、前後にモーターを搭載し950馬力を発生する4WD
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ヴァルハラの限定台数は当初から大幅に増加

これらの数値やスペックを達成できれば相当に魅力的なクルマとなることは間違いなく、よって非常に多くの関心が顧客から寄せられているといい、そのためアストンマーティンは生産台数を当初の500台から999台へと大幅に引き上げると言われています。

なお、ヴァルキリーについても想定を大幅に超える購入希望が寄せられたといいますが(生産予定台数の10倍くらいあったらしい)、アストンマーティンは「ヴァルキリー・スパイダー」を追加した以外は増産を行わず、これは希少性を保つためなのかもしれません。

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ちなみにアストンマーティンは業績不振が囁かれるものの、ここ最近の限定モデルに関しては注文が殺到しているといい、つまりはそのブランドパワーが落ちているわけではなく、そう考えるとちょっと前の事業計画そのものが「実力を大きく超えたもので身の丈にあわず」成長を急ぎすぎたために破綻をきたしたと捉えることもできそうですね(ゆっくり時間をかければ、今後成長の見込みがある)。

参考までにですが、こういった限定モデルにつき、各自動車メーカーは転売しないように購入者に対して念押しをするものの、法的に転売を規制することは難しく、かつ転売した際のペナルティも「出禁になる」くらいのものなので、購入者のうち数名はそういったペナルティ覚悟にて今回のような転売を行うことがあるようですね(以前に比べると転売そのものがずいぶん減ったように思う。現在の情勢を鑑み、ガソリンエンジン搭載車は長期保有後に売却したほうが高値で売れるという判断を下しているのかもしれない)。

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参照:Auto Seredin

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