アストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏によると「アストンマーティンは可能な限りマニュアル・トランスミッションを作り続ける」とのこと。
同氏はデュアルクラッチが好きではなく、「複雑で重い」ことがその理由としています。
アストンマーティンはその発言の通りデュアルクラッチには積極的ではなく、そしてATには他スポーツカーメーカーではあまり見られないトルコン式を主に採用しています。
このあたり、「メインはマニュアル・トランスミッションで、オートマティックはオマケ」程度に考えて本腰を入れないのかもですね。
なお同じインタビューでアストンマーティンは7つのモデルを展開するとしており、三日発表されたDB11に次いで2017年にはV8ヴァンテージ(アストンマーティンにとってはじめてAMG製4リッターツインターボを使用したモデルとなる)、そしてV8エンジンを搭載した別のモデルの登場も示唆。
アンディ・パーマー氏は「一つのモデルは一種類のエンジンが好ましい」としながらも、特定マーケットに向けてはV8エンジンを搭載したDB11投入の考えも持っているようです。
ここで言う「特定マーケット」は4リッターを境に税金が大きく変わる中国マーケットを指していると思われ、中国での拡販を狙ってDB11のV8版を投入する可能性がありそうですね。
V8ヴァンテージの後にはヴァンキッシュのフェイスリフト(2018年を予定)が控えており、2020年にはDBXも控えています。
ここまでは規程の「DB11、V8ヴァンテージ、ヴァンキッシュ、DBX」ですが、これに加えてラゴンダ、ラピード、そしてもう一つのモデルを計画しており、これで「合計7モデル」。
V12ヴァンテージの名前は上がっておらず消滅の可能性が高いですが、残る一つの枠はレッドブルと共同開発を行うハイパーカーか、ラピードEではないかと見る向きが濃厚のようですね。
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