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アストンマーティンが自らがAT→MTへ換装したヴァンキッシュが中古市場に。1300万円ナリ

2017/06/03

アストンマーティンの工場にて「6速ATから5ATに」トランスミッションを変更されたアストンマーティン・ヴァンキッシュ(2002)がアメリカの中古市場に登場。
さすがは少量生産メーカーだけあってこういった対応もしてくれるのかと驚きますが、もとの6速ATはいわゆる「シングルクラッチ」で、アクチュエーターが人の代わりにクラッチを切るシステムを採用しており、そのためにトランスミッション自体の変更が(おそらく)無い、ということも理由の一つなのかもしれません(アストンマーティンは修理費用が高いとされ、トルコン式AT→マニュアルトランスミッションへの載せ替えだと買い替えたほうが安上がりなくらい費用がかかるのかも)。

走行距離は15000キロほど、ボディカラーはスカイシルバー、内装はチャコールグレー、装着されるオプションはシルバーのブレーキキャリパー、クローム・ドアハンドル、ホームリンク、ナビゲーションシステム、タイヤプレッシャーモニター、6スピーカーステレオシステム。

エンジンや出力に変わりはなく、6リッターV12エンジンからは460馬力を発生し、0-100キロ加速は4.3秒。
価格は1300万円となっています。

日本車だとソアラ、セフィーロ、セドリック/グロリア、アリストなどがATからMTへと換装されドリフト用として使用されるケースがよく見られ、もちろんシルビアや108SXなどでも(MTは高かったり在庫がなかったりするので)AT車の中古を格安で購入し、MTに換装する場合も多かったように思います。
この場合「マニュアルなのにバックギアに入れると警告音が鳴る」というAT時代の仕様を引き継いだ奇妙な車両があったりして、知人が「MT車」として中古購入したシルビアがこの「警告音」によって「元AT」だったことが発覚したりという事件があり、しかし販売店に返品できず、車検の際に構造変更費用でけっこうお金がかかってしまった、ということをふと思い出しました。

なおアストンマーティンは「大排気量エンジン」「マニュアル・トランスミッション」に固執するメーカーであり、その男気は素晴らしいものがありますね。

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VIA:CARSCOOPS

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