| ベントレーは今年中に「偉大なる」W12エンジンの生産を終了させる計画を持っている |
そしてこのバトゥール・コンバーチブルもすべての個体が高度にカスタムされることになりそうだ
さて、ベントレーが「W12エンジンを搭載する最終限定モデル」のひとつ、バトゥール・コンバーチブルを公開。
もともとバトゥールはクーペとして提供されていますが、今回はさらに特別感のあるオープンモデルが追加されたということになりますね(”バトゥール”はインドネシアのバリ島にあるキンタマーニ火口湖にちなんで名付けられた名称である)。
ちなみにクーペバージョンのバトゥールは18台、このオープン版の生産は16台に制限され(両方とも購入している人も少なくはないだろう)、製造を担当するのはベントレーのコーチビルド部門”マリナー”です。
ベントレー・バトゥール・コンバーチブルはこんなクルマ
そこでこのバトゥール・コンバーチブルを詳しく見てみると、搭載されるエンジンは これまでで最も強力なW12であり、その出力は驚異の750馬力。
このエンジンは30年近くベントレーの各モデルに採用され続け、その間に出力が40%近く向上し、逆に燃料消費量が25%減少しています(予定よりも少し遅く、今年の夏あたりにはすべてのW12エンジンの生産が終了すると言われている)。
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このエンジンに組み合わせられるのは8速デュアルクラッチ・オートマチックトランスミッション、駆動方式は4WDであり、これ以上ない快適性そして安定性を約束してくれそうですね。
公開されたオフィシャルフォトでは「全て」がトップを開け放った状態ですが、シート後方にはソフトトップが格納されており、ボタンを押すだけで「時速50キロまでの状況において、わずか19秒にて」全自動での開閉が完了します。
テールエンドには新しく専用にデザインされたダックテール式リヤスポイラーを備え(クーペにはアクティブスポイラーが採用されている)、テールパイプ含むエキゾーストシステムはアクラポヴィッチとの共同開発によるチタン製。
ホイールサイズは22インチで、おそらくは(バトゥールの前に発売された限定モデル、バカラルにて示された通り)1本1本に多大な時間をかけた仕上げがなされることになりそうです。
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この「カウル」はもちろんバトゥール・コンバーチブル特有の装備であり・・・。
一つのアクセントとして機能することに。
なお、今回公開されたのはプロトタイプの「ナンバーゼロ(ベントレーは試作車の”ゼロ”という愛称を与えることが多い)」で、ボディカラーはバーミリオングロスサテン、そしてアクセントはカーボンファイバー。
ベントレーは(すでに全台数のオーナーが決まっているということもあり)バトゥール・コンバーチブルの価格についてアナウンスしていませんが、バトゥール・クーペの「3億円」を軽く超えることは間違いなく、そしてその価格の中には数百万円のネイム製オーディオやゴールドのダイヤルが含まれるのだと思われます。
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そしてもちろん、販売される16台のバトゥール・コンバーチブル全てが高度にカスタマイズされることは間違いなく、これもまた更に車両価格を押し上げる要因となるのかもしれません。
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ベントレー・バトゥール・コンバーチブルを紹介する動画はこちら
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参照:Bentley