ポルシェのエンジンを製造する現場の動画が公開に。
以前にもナショナルジオグラフィックでポルシェの工場内部(997時代)が公開されていますが、その際の様子に比べるとさらに機械化が進んでおり、工場で働く人の数が減っているようにも見えます。
なおエンジンの構造も見ることができ、なかなかに興味深い動画でもありますね。
パーツの組付けやボルトの締め込みもロボットが行っており、人間は最終的にロボットでは届かない場所の組み立てを行ったり、組みあがったエンジンを運んだりと、「ロボットの手伝い」を行っているような印象も。
こういった動画を見ると、ロボットによって職が失われる、ということが現実的な恐怖として感じられます。
一方こちらはベントレーのエンジン組み立ての様子。
ロボット化の割合は非常に少なく、「人がメイン」。
逆に人ではできないような力仕事を機械に行わせており、ある意味ポルシェとは対照的です。
どちらがいいのか、またどちらが信頼性の高い製品になるのかはわかりませんが、こちらもやはり興味を惹かれる動画ではありますね。
ポルシェがV8エンジンの製造ラインを公開。
1日に200台を製造できるキャパシティを持つとのことですが、ゼッフェンハウゼンに建設した新工場内にあるそうです。
このV8エンジンは先日発表された新型になりますがカイエンやパナメーラに搭載される予定で、542馬力のガソリン、416馬力のディーゼルとなり、アウディと一部切開やパーツを共有。
なおVWアウディグループは今後V8エンジンを設計することはないとされており、おそらくはこのV8エンジンがグループ最後のV8エンジンとなりそうです。
2025−2035年位はVWアウディグループの車のうち35%をプラグインハイブリッドにするという計画があり、残る65%も小排気量ターボになると考えられ、今後は大排気量マルチシリンダーエンジンにとっては厳しい時代となりそうです。
なお作業は立って行っており、この姿勢だと先日BMWが公開したようにエクソスケルトンスーツが必要となるのかもしれませんね。