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ジャガーが新型EV「Type 01」のインテリアを公開。シンプルかつレトロ、70年代の人々が想像した未来のクルマのようだと話題に

ジャガー タイプ01のインテリア(ティーザー画像、ダッシュボード)

Image:Jaguar

| ジャガー新型EV「Type 01」のインテリアが初公開 |

見た目がなんとなく「なつかしい」

イギリスのラグジュアリーブランドであるジャガーが2026年10月6日予定のフル公開に先立ち、フラッグシップ電動GT「Type 01(タイプ01)」の量産仕様インテリア画像を世界で初めて公開することに。

コンセプトカー「Type 00(タイプ00)」で提示されたセンセーショナルなデザインが見事に市販モデルへ落とし込まれた形となっており、伝統的な英国調ウッド&レザーのイメージを完全に打ち破る革新的な空間が生み出されています。

なお、雰囲気としては1970年代のアメリカの(GMあたりがイタリアのカロッツェリアに依頼した)未来志向コンセプトカーのようなイメージで、なんとなく「なつかしい」ような気がしないでもない、という感じ。

この記事の要約

  • 70年代コンセプトカー的意匠をそのまま市販化:直線的なライン、ストーン素材、真鍮(ブラス)アクセントなど、レトロフューチャーな上質空間を実現。
  • 車内を前後に分断する「センタースパイン」を設置:キャビンを完全に左右・前後に仕切る中央の背骨構造により、独立した贅沢な4人乗り空間を構築。
  • 「必要なときだけ現れる」ディスプレイと画面の極小化:巨大ディスプレイ全盛の現代にあえて反旗を翻し、必要な情報のみをミニマルに提示する「テクノロジー・オン・デマンド」を採用。
ジャガー タイプ01のインテリア(ティーザー画像、ダッシュボード)

Image:Jaguar

70年代レトロと未来が融合。センタースパインが貫く「Type 01」の全貌

今回公開された「Type 01」の室内は、現代の高級EVがこぞって採用する「大型ディスプレイを敷き詰めたダッシュボード」とは一線を画すもので・・・。

キャビンを四分する「センタースパイン」

最大の意匠は、フロントからリアまで室内中央を貫く「センタースパイン(中央の背骨構造)」であり、これによって車内は4つの独立したパーソナル空間に完全に区切られ、各乗員に包まれ感と特別なプライベート感をもたらします。

あえて「画面」を隠すミニマリズム

運転席前にはメーターやナビを表示する大型デジタルクラスタが配置されるものの、助手席側のディスプレイやセンターコンソールの巨大画面は排除されていて・・・。

  • ClearSight リアビューディスプレイ:フロントガラス下部の目線の高さにデジタルバックミラー画面を配置。
  • 小型タッチスクリーン:エアコンやメディア操作用に、センターコンソールからスマートフォンサイズの小さな画面が控えめに顔を覗かせる。
  • 物理ボタンの極小化:ドアのウインドウスイッチなど最小限にとどめられ、すっきりとした造形美を際立たせている。
ジャガー タイプ01のインテリア(ティーザー画像、ドアインナーパネル)

Image:Jaguar

70年代を呼び覚ますクラフツマンシップ

内装の素材には「トラバーチン(石灰岩風素材)」や職人技によるテキスタイル、暖かみのある真鍮(ブラス)のアクセントが使われており、1970年代のイタルデザインやベルトーネが手掛けたコンセプトカーのような独特の美学が漂います。

さらに、本車両にはリアウィンドウ(後部ガラス)が存在しないことを改めて確認でき(ただしルーフは広大なガラス製)、後方視界はすべて高解像度カメラとデジタルミラーで補う設計を持つようですね。

ジャガー Type 01の車種概要と1,000馬力超を叩き出すスペック・市場での位置付け

「Type 01」は、ジャガーがブランドの完全電動化(Reimagine戦略)を象徴するフラッグシップモデルとして開発した4ドアグランドツアラー(GT)で、新開発のEV専用プラットフォーム「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を初採用した期待の新星。

ただしその最大の売り物は「スペック」ではなく「デザイン」であることは疑う余地がありません。

ジャガー Type 01 主要スペック一覧

項目詳細スペック・性能予測
プラットフォームJEA(Jaguar Electric Architecture:EV専用設計)
パワートレイントライモーター(3モーター) / 全輪駆動(AWD)
最高出力1,000 PS(735 kW / 986 hp)以上
最大トルク1,300 Nm
バッテリー容量120 kWh
航続距離EPAサイクル:644 km以上
WLTPサイクル:700 km以上
乗車定員4名(独立4座シート)
後方視界リアウィンドウレス + ClearSightデジタルリアビューカメラ
正式発表時期2026年10月6日(米ニューヨークにてワールドプレミア)
ジャガー タイプ01のインテリア(ティーザー画像、シート)

Image:Jaguar

超高級EV市場におけるライバル比較と位置付け

これまでメルセデス・ベンツやBMW、ポルシェと競合してきたジャガーではありますが、「Type 01」からはターゲットをさらに上方の「ベントレー」や「ロールス・ロイス(スペクター)」といったウルトラ・ラグジュアリー領域へ引き上げることに。

そして「デザイン性」「先進性」という観点では(価格帯が異なるものの)ポールスターと重複するところがあるかもしれません。

  • 対 ベントレー / ロールス・ロイス:重厚な伝統美に対し、ジャガーは彫刻的な現代アートとミニマリズムで挑む。
  • 対 ポールスター4:同じく「リアガラスを廃止したデジタルミラー車」ではあるが、Type 01は1,000馬力オーバーのウルトラGTとして圧倒的な格の違いを提示。

なぜ今「リアガラスなし(リアウィンドウレス)」の車が増えているのか

Type 01でも採用された「リアガラスを失くすデザイン」は、近年最先端のEVで急速にトレンド化していて、これにはデザイン面・技術面で明確なメリットが存在します。

  1. 軽量化:自動車の構成部品の中でもっとも重い「ガラス」の面積を縮小できる(ガラスルーフ化による重量増を少しでも帳消しにできる)。
  2. 空力(エアロダイナミクス)と構造剛性の向上:ガラスを金属やカーボンパネルに置き換えることで車体リアの剛性が高まり、空流も綺麗に整えられる。
  3. 天候に左右されない後方視界:雨天時や夜間でも、高感度カメラとデジタルミラーの組み合わせにより、物理的なガラス越しよりもクリアで広い視野が確保できる。
  4. デザイン性の向上:「ガラス」を配置しないことで、思い切ったデザインが可能となる。

ジャガーがこの技術を取り入れたことは「奇抜さ狙い」ではなく、EV時代における「機能美と空力性能の極限追求」の表れであるとも考えられます。

結論:ブランドの常識を打ち破る「新生ジャガー」の覚悟

「Type 01」のインテリアは、画面の大きさやガジェット的な派手さを競い合う現代のEV市場に対してジャガーが突きつけたアンチテーゼ(挑戦状)。

1,000馬力オーバーというモンスター級の動力性能を秘めながらも室内はまるで現代美術館の静寂な彫刻作品のように整えられており、2026年8月16日の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でのプロトタイプ公開、そして10月6日のワールドプレミアにてその姿が完全に解き放たれる瞬間を全世界が楽しみに待っている、という状況です。

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参照:Jaguar

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