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ロータス設立時に資金援助したのはチャップマン夫人だった!その夫人が10万台目のロータスと感動の対面

2018/08/31

| ロータスが10万台生産記念となるエヴォーラ410を発表 |

ロータス設立者、故コーリン・チャップマン氏の妻、ヘーゼル・チャップマン夫人ロータス70周年、そしてその10万台目のクルマとなるエヴォーラGT410を祝福。

このエヴォーラは「ジム・クラーク・トラスト・スペシャルエディション・エヴォーラGT410」と命名され、ジム・クラーク基金の立ち上げる博物館開設資金を募るため競売にかけられる予定。

ジム・クラークは1968年、つまり今から50年前にロータスのレーシングカーを運転中に悲運の事故死を遂げた名ドライバーで、1960年にコーリン・チャップマンにスカウトされる形でデビュー。

ヘーゼル・チャップマン夫人はロータス最初の出資者だった

ジム・クラーク氏は1963年、1965年にF1にてチャンピオンシップを獲得するなど華々しい活躍を見せるものの、1968年にレース中のにコースアウトし、コース脇の木に激突した際に車体の外に投げ出される形で死亡。
享年32歳という若さでの他界となっています。

ロータスはつい最近、1968年にグラハム・ヒルがチャンピオンを獲得したロータス49、1978年にマリオ・アンドレッティがチャンピオンに輝いたロータス79へのオマージュとなる限定車(ベースはエキシージ430)を発売しており、「一番貢献度の高かったジム・クラークの限定モデルは?」と思っていたのですが、今回のために「サプライズとして(ジム・クラークへのオマージュを)用意していた」とも言えそう。

なお、ヘーゼル・チャップマン夫人は「ロータス最初の出資者」としても知られ、というのも若かりしコーリン・チャップマン氏が会社を設立する際、夫人がコーリン・チャップマン氏(当時はまだ結婚していなかった)に対して50ポンドを”貸した”から。

今回、夫人は「会社が成長したことを誇りに思う」としており、加えて「70年前には、まさか10万台目のロータスを見ることになるとは夢にも思わなかった」とも語っています。
さらには「ロータスは夫の遺産を引き継ぎ、素晴らしい車を今後も作り続けることでしょう。私は今日、10万台目のロータスを見ることができ、本当に感動しています」とも。

なお、ケーニグセグ設立者のクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏も若い頃から苦労しており、現在もその頃から連れ添っていた彼女と結婚して幸せな家庭を築いていて、当時乗っていたマツダ・ロードスターの仕様を反映させたケーニグセグ・レゲーラのコンフィギュレーションを公開していますね。

 

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