![ロータスが8台限定、JPSカラーの「エヴァイヤ・フィッティパルディ」を公開!1972年のF1タイトル取得50周年記念、タイプ72F1マシンをイメージ](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2022/10/Lotus-Vija-Fittipaldi.jpg)
| ロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディは高級感あふれる仕様を持っていた |
やはりJPSカラーはいつ見ても気品あふれる印象を与えてくれる
さて、ロータスが「1972年にエマーソン・フィッティパルディとチーム・ロータスが、F1ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得してから50周年」という節目を記念し、エレクトリック・ハイパーカー”エヴァイヤ”の特別仕様車を発表。
このブラックとゴールドのレトロなカラーリングはいうまでもなく「JPSロータス」を意識したもので、このロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディは8台のみが限定生産される、とのこと(すでに完売済)。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-16](https://live.staticflickr.com/65535/52428657688_7fd2441863_c.jpg)
「JPS」とはなんぞや
そこでこのJPS=ジョン・プレイヤー・スペシャルについて補足しておくと、JPSとはタバコブランドで、このJPSのイメージカラーであるブラック&ゴールドを最初に身にまとい登場したレーシングカーは「ロータスType 72D(1970-7975)」。
これは1970/1972/1973年の3度に渡りコンストラクターズタイトルを獲得し、その後ロータス77、79、91、そしてアイルトン・セナがドライブした98Tにも採用されています。
![50496755141_d22116a06a_c](https://live.staticflickr.com/65535/52428599605_5a10beb05b_c.jpg)
ロータスにとって非常に象徴的なカラーであることは間違いなく、これまでにもロータスはいくつかの市販車にこのカラーを施した特別仕様車を設定しているものの、商標の関係からか「JPS」ならびに「John Player Special」の文字は使用されていないもよう。
ちなみに昨年の夏、ジェンソン・バトンとそのコーチビルド・プロジェクト、ラドフォードがこのカラーの使用権を取得した、と発表されていますね。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-3](https://live.staticflickr.com/65535/52427637942_f99f7d6609_c.jpg)
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ロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディはこんな外装の仕様を持っている
そして今回発表されたロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディを見てみると、ロータス・タイプ72のカラーを見事に再現しており、このゴールドはハンドペイントにて仕上げられている、とのこと。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-1](https://live.staticflickr.com/65535/52428136541_344d2e5896_c.jpg)
ボディ上のみならずアルミホイール、ブレーキキャリパーのLOTUS文字、そしてフロントに装着されるカーボン&ゴールドのロータスバッジにもこのカラーリングが採用されています。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-2](https://live.staticflickr.com/65535/52428591940_f681239af9_c.jpg)
センターロックナットもゴールド。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-11](https://live.staticflickr.com/65535/52428657518_184b5cab99_c.jpg)
リアサイドには「Emerson Fittipaldi」の文字。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-9](https://live.staticflickr.com/65535/52428657573_354f3a84a1_c.jpg)
リアウイング上には1972年シーズンのF1にて優勝を獲得したサーキットが記され、このモデルの特別さを物語ります。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-10](https://live.staticflickr.com/65535/52428136291_2735e107fd_c.jpg)
ロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディはこんな内装の仕様を持っている
そしてこちらはロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディのインテリア。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-24](https://live.staticflickr.com/65535/52428657663_7e23a80605_c.jpg)
ブラック&ゴールドのカラーリングはキャビン内でも継続されています。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-25](https://live.staticflickr.com/65535/52428591675_e966662df5_c.jpg)
まずはエアコンの吹出口、調整ノブがゴールドに。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-26](https://live.staticflickr.com/65535/52427637672_4618eae658_c.jpg)
ダッシュボード上にはエマーソン・フィッティパルディのサイン。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-29](https://live.staticflickr.com/65535/52428136356_ace1316c68_c.jpg)
ルーフライナーにはF1マシン(ろ0タス・タイプ72)のシルエットが刺繍され、ちゃんとおカーナンバー「8」も再現。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-30](https://live.staticflickr.com/65535/52427637602_a2805d00f7_c.jpg)
なんとペダルもゴールド。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-32](https://live.staticflickr.com/65535/52427637562_bf84d004cb_c.jpg)
そのほかステアリングホイールやスタート/ストップボタン、モード切替スイッチ(これには当時のタイプ72からリサイクルされた素材が使用されている)などもゴールドに。
ステアリングホイールの12時位置にあるセンターマークはレッド(ホイール他にもレッドアクセントが用いられている)、センターパッドのエンブレムもカーボンファイバーによる特別製。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-27](https://live.staticflickr.com/65535/52427637657_6c5fd08807_c.jpg)
シートだとハーネスホールやクッションの刺繍がゴールドに。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-31](https://live.staticflickr.com/65535/52427637577_8ab1d0d724_c.jpg)
この限定モデルは特別なプロジェクトを請け負うロータスのアドバンスト・パフォーマンス部門によって制作されたといい、ロータスは英国ヘセルの本拠地にてプレミアイベントを開催し、その際にはエマーソン・フィッティパルディを主賓に迎え、2009年のF1チャンピオン、ジェンソン・バトンを招待しています。
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エマーソン・フィッティパルディは「このような特別な機会にヘセルの地に戻ってこられたことは、とても素晴らしいことです。このプロジェクトに参加できて本当に楽しく、新しいオーナーにマシンを公開できたのは素晴らしい経験でした。ヘセルのテストコースで、エヴァイヤ・フィッティパルディと、チャンピオンを獲得した私のタイプ72のF1マシンの両方を運転する機会を得たことは、ホン等に素晴らしい経験以外のなにものでもない」とコメント。
なお、エマーソン・フィッティパルディは、1972年のF1選手権にてドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトル両方を獲得し、全11戦中5戦で勝利を収めるという輝かしい戦績を残しているほか、2つのF1タイトル、2つのインディアナポリス500レース、1つのCARTチャンピオンに輝いたという偉人です。
![Lotus-Vija-Fittipaldi-13](https://live.staticflickr.com/65535/52428591700_7f32e28c94_c.jpg)
このロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディの特別仕様は内外装にとどまり、2,000馬力を発生するエレクトリックパワートレインについては標準モデルと変わりはなく、0-300 km/h加速はわずか9秒、最高速度は350 km/h(リミッターによって制限される) という強烈なスペックを持っています。
ロータス・エヴァイヤ・フィッティパルディを紹介する動画はこちら
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参照:Lotus Cars