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いったいなぜこんなことに?ロータスの世界販売が半減し、日本だと2021年には305台、2022年は179台、しかし今年登録されたのはわずか12台

2023/07/22

いったいなぜこんなことに?ロータスの世界販売が半減し、日本だと2021年には305台、2022年は179台、しかし今年登録されたのはわずか12台

| ロータスには他よりも遅くサプライチェーン問題が襲いかかり、エミーラの生産ができなくなる |

さらにタイミングの悪いことに、既存モデルを生産終了としたのちにこの問題が発生

さて、ロータスは2021年にエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの生産を終了し、「現行モデル」として2022年にロータスが生産したのはエミーラのみ(エレトレは2023年の生産開始)。

そして今回驚くべき報道がなされていて、2022年にロータスが生産できたのはなんとわずか576台のみで、これは2021年の1,566台に比較して1/3程度の水準にまで落ち込んだということを意味しており、2022年には1億4510万ポンドの損失を出すこととなったもよう(2021年は8660万ポンドの赤字)。

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一体どうしてこんなことになったのか

日本市場に関して言えば、2021年には通年で305台を納車しており、しかし2022年にはエリーゼ、エキシージ、エヴォーラが新規生産されなかったため、すでに生産された車両を納車するにとどまったために179台へと大幅減。

そして2023年だと6月末までに納車されたのはわずか12台しか納車されていないという状況です。

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報道によると、これは「2022年にロータスを襲ったサプライチェーンの問題により、車両の生産ができなかったため」だと報じられており、よってロータスは現在200人もの人員削減を検討している最中だとも報じられ、組織構造を大幅にスリム化することを考えているのだそう。

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そしてこの最大200人の人員削減はヘセルとウォリックシャーの拠点に関わるもので、人員削減の対象は主に技術職と管理職だとされ、生産に関わる人員については「対象外」。

もちろんこの決定はロータスの英国事業に影響を与えることになり、今後の開発スケジュールにもなんらかの影響が出てくるものと思われます。

なお、この件に関係しているのかどうかは不明ではありますが、ロータスはアルピーヌと締結していた「共同にてピュアエレクトリックスポーツカーを開発する」という計画を白紙撤回しており、すでに計画に狂いが生じ始めているのかもしれませんね。

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ロータスの苦難はすぐに終わりそうにない

そしてロータスは4年越しでようやくピュアエレクトリックハイパーカー「エヴァイヤ」の納車をこの夏から始めるとしていますが、こちらも生産開始が2年ほど遅れており、ここ1−2年のロータスは(予想外に)苦しい時期を過ごすことになったものと思われます。

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ただ、現在の(日本市場での)納車状況を見る限り、エミーラの生産が順調に進んでいると捉えることは難しく、よって(最低でも)ここ数ヶ月はこの状況が続くものと考えられ、この暗く長いトンネルを抜け出すにはもう少し時間がかかるのかもしれません。

なお、ここでちょっと気になるのは日本のロータスのディーラーで、つまりは「売るものがない」状態で1年近く(もしくはそれ以上)を過ごしており、当然ながら経営はかなり苦しいと考えていいのかも。

そしてこれは「売れない」ために業績が悪化しているのではなく、「受注したぶんのクルマが入ってこないので登録できない」というもどかしい状況となっていて、当然ながらこの期間は「赤字」となるはずであり、ちょっと心配になったりするわけですね。

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参照:Top Gear

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