| マクラーレン720Sのタイムまであとコンマ5秒 |
マクラーレンは公式にてニュルブルクリンクでのタイムアタックを行わないことでも知られますが、今回SporAutoが600LTを持ち込んでそのタイムを計測。
その結果は7:08.82という好タイムで、日産GT-R NISMOの7:08.68、メルセデスAMG GT Rの7:10.92の間に位置し、市販車だと現在14位に位置します。
ちなみに以前Sport Autoがマクラーレン720Sを走らせた際には7:08.34を記録しているので、600LTは720Sに限りなく近いタイムを出した、ということになりますね。
600LTはサーキット次第ではポルシェ911GT2 RSにも勝るタイムを記録
なお、このタイムは「後輪駆動車」としてはニュルブルクリンクだと歴代8位に位置しており、この上にいるのはマクラーレン720Sのほか、ポルシェ911GT2RS、911GT3RS、ラディカルなど錚々たる顔ぶれ。
ただしマクラーレン600LTはマニクール・サーキットにてポルシェ911GT2RSを下すタイムを記録しており、コースレイアウト次第ではこれらに十分勝るポテンシャルを持っているとうことですね。
ちなみにマクラーレン720Sは「とにかく速い」「手がつけられない」という印象がありますが、600LTは「120馬力少ない」といえどもさすがに「LT」を名乗るだけあって720Sと遜色ないパフォーマンスを示した、ということに。
ちなみにLT=ロングテールは「パワーアップ」「軽量化」「エアロダイナミクス最適化」「サーキット重視」「究極のドライバビリティ」という要件を満たしたクルマのみに与えられる称号で、実際に600LTはベースモデルの570Sに比較して30馬力のパワーアップ、96キロの軽量化、エアロダイナミクス向上、足回りの強化が図られており、その重量は720Sに対しても63kgのアドバンテージを持っています。
なお、今回600LTが720Sに迫るタイムを記録したのには「タイヤ」の差もあると思われ、というのも600LTはサーキット走行重視のピレリPゼロ・トロフェオR、そして720Sのタイヤはよりロード向きなピレリPゼロ・コルサ(それでも一般的なスポーツカーに比較してもスティッキーなタイヤ。それだけ600LTのほうが特別ということになる)。
そう考えるとやはり「LT=ロングテール」は特別な存在であり、年内に発表されると言われる「750LT(仮)」は一気にタイムを短縮してくる可能性が高く、もしかすると「7分切り」を実現するかもしれませんね。
こちらがSprt Autoによる、マクラーレン600LTでニュルブルクリンクへと挑戦した動画。
こちらもやはりSportAutoが720Sでニュルブルクリンクに挑んだ動画。
VIA:sport auto