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マクラーレンの企業カラーは実はオレンジ。もうオレンジがレースで復活することはない?

2016/11/08

マクラーレンのコーポレートカラーはオレンジですが、なぜオレンジなのか?と話題に。
それはマクラーレン設立者のブルース・マクラーレンがかつて自分の車をオレンジに塗っていたから、ということですが、オレンジはイギリスのナショナル・レーシングカラーではなく、彼の出身地であるニュージーランドを象徴するカラー、とされています(ただ、ニュージーランドのナショナルカラー自体はブラック×シルバー)。

マクラーレン創業者、ブルース・マクラーレンがレースを開始した当時、レーシングカーはそのチームが所属する国のナショナルカラーに塗られることが多く、しかしマクラーレンはチームの所在地ではなく出身地のカラーを採用した、ということですね。
この理由については定かではなく、かつ出身地(ルーツ)に対するこだわりがあったわけでもなく、「目立つことでスポンサーを獲得したかったから」とも言われています。
なお、このオレンジは正確にカラーコードが決められているわけではなく、そのオレンジはマシンによって「タロッコオレンジ」であったり「パパイヤオレンジ」であったり、いくつかのオレンジが存在する模様。

それでもF1やカンナム、その他レース活動においてマクラーレンはオレンジを使用し続けていましたが、F1においてマルボロがスポンサーについたあたりから「赤と白」のイメージが根付いたように思います(後にマクラーレンのF1マシンでも”オレンジ”が復活)。

現代では過去ほどオレンジを押し出すことはなくなったようには感じられ、その意味でも現在マクラーレンといえばこの色、というのは一般的な認識として統一はされていないように思われます。

なおナショナル”レーシング”カラーは「ナショナル・カラー」とは異なる部分があり、イギリスはブリティッシュ・レーシング・グリーン(ミニやロータスによく見られる)、ドイツはシルバー(ナショナルカラーは白と黒)、イタリアはレッド(ナショナルカラーはブルー)、、フランスはブルー(ナショナルカラーもブルー、もしくはフレンチトリコローレ)というところ。
現代におけるレーシングカーでは上述のマルボロのようにスポンサー色の方が強くなっていますが、メルセデスF1チーム、フェラーリのように旧来のナショナルレーシングカラーを身にまとうチームもありますね。

その意味でもマクラーレンからオレンジが消え去ったのは寂しくもありますが、ブランディングを考慮しても再度「オレンジ」の時代が来るといいなあ、とは思います。

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