BMW 135i(306馬力)がサーキットにてマクラーレン650S(650馬力)を追い回す動画。
ドライビングスキルは確実にBMWのドライバーの方が高く、コーナーでは幾度となく650Sを追い詰めています。
そのためにブルーフラッグがマクラーレン650Sに対して出されていますが(後続車を先行させる指示)、マクラーレン650Sはこれを無視し、パワーに任せてストレートでBMW 135iをぶっちぎる(しかしまたコーナーで詰められる)、の繰り返し。
BMW 135iは0-100キロ加速5.2秒、最高速度は時速250キロ。
マクラーレン650Sは0-100キロ加速2.9秒、最高速度は実に時速330キロを誇ります。
両者の間には天と地ほどの性能差がありますが、こういった動画を見ると車を速く走らせるには性能だけが重要なわけではない、と改めて思わされますね。
パワーの大きな車、バランスの良い車に乗っているとついついそれに甘えるようになってしまい、ズボラな運転をしてしまう自分がいるわけですが、車を走らせる基礎については忘れてはならない、と自分自身に言い聞かせる必要がある、とここで痛感。
最近のスポーツカーは性能(というか制御)向上が著しく、アクセルを踏んでステアリングホイールを回すだけである程度速く走ることが出来ますが(そこにはもうスーパーカー特有の危なさはない)、そういった環境に慣れていると、たまにアンダーパワーな車、あまり電子制御を介入させないタイプのスポーツカーに乗ったとき(最近だとトヨタ86やアバルト124スパイダー)、「自分はこんなに運転がヘタだったのか」と気付かされることに。
要は技術の進歩に甘えきってしまうことでドライビングスキルに磨きをかけることを怠るようになってしまっているのですが、これは気をつけないといけないところだ、と思います。
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