ときどき欲しくなる中古車、ミニ・ペースマン。
ミニ一族は中古相場が割高で、「中古で買ってはいけない」車の筆頭と言われますが、このペースマンだけは例外。
かなり人気がなく継続生産を行わないことが決定しており、つまり「消滅」するモデルということになります。
つまりは人気がないということで、それは中古相場にも直結し、同じ基本構造を持つクロスオーバーに比べるとぐっと割安。
ペースマンはクロスオーバーの「クーペ版」と言ってもよく、ドアが2枚少なく車高が低いことが相違。
ただ、現行ハッチバックにおいても5ドア、そしてミニ・クラブマンの人気が高いことを考えるに「ドア二枚」の差はかなり大きく、これが決定的に「売れなかった」要素なのかもしれません。
ただ、ペースマンはベルトラインが尻上がりで、逆にルーフは尻下がりとなっており、これがウエッジシェイプを強調。
テールランプも他のミニが縦基調(現行クラブマンは横ですが)なのに対して横基調。
デザイン的には他のミニと大きく隔たりがあり、ぼくはこれがイイと思うのですが、往年のミニ愛好者にはイマイチ受け入れがたかったのでしょうね。
なおぼくが狙うのはクーパーSもしくはALL4、JCWですが、これは新車価格だと375万円、JCWで477万円。
クロスオーバーだとJCWが477万円、クーパーSDで387万円。
つまりクロスオーバーとはほとんど価格が同じ、ということになりますね。
サイズは4125×1785×1520ミリ、重量は1390キロ、燃費は14.7キロ。
登場時期の差で現行クラブマンに採用される7AT、電気式パーキングブレーキの採用はありませんが、そこは諦めるより他無いでしょう。
気になる価格ですが、ペースマンのクーパーSで190万~300万円くらい。JCWでは300万円くらいが相場のようです。
これがクロスオーバーとなるとクーパーSだと260万円~、JCWだと320~350万円となり、ペースマンよりずいぶん高い相場となっています。
できれば4WDが欲しいのですがペースマンにおいてはフェイスリフトによって4WDはJCWのみとなってしまい、従って4WDを狙うのであればフェイスリフト前もしくはJCWという選択に。
なおペースマンはスポーツサスペンション、スポーツシートが標準(クロスオーバーはオプション)というのも良いですね。
ペースマンはもともとスタイリッシュな外装を持っていますが、できればダーク系メタリックのほうがボディの抑揚がよく出ると考えており、モールやランプのトリムなどをブラックにするとかなり引き締まると思います(ヘッドライトも当然ブラック)。
ホイールはできれば変更したいところで。社外ホイールで限界までツライチにすると「踏ん張った」印象が出て良さそうですね(これも当然ブラック)。
気になる中古車としては比較的新しい年式となりますが、かなりお買い得な車で、そこそこ燃費が良く、スタイリッシュで、カスタムのしがいがあり、どこに乗って行っても恥ずかしくはなく、ある程度の動力性能を持ち、(モデルによりますが)4WDがあり、そして割安ということを考えると、相当に魅力的な選択肢だと考えています。