ロールスロイスは公的にはユーチューバーを使わない?
ユーチューバー、ダグ・デムーロ氏がロールスロイス・カリナンのレビューを動画にて公開。
ロールスロイス・カリナンはすでに発売されているもののレビューがあまり公開されておらず、というのもロールスロイスが広報車を貸し出すメディアをかなり制限し、かつユーチューバーを起用していないと思われるため。
最近の自動車におけるプロモーション活動だとメーカーがユーチューバーに優先して車両を貸し出すことが多く、フェラーリ、アストンマーティン、メルセデス・ベンツにはその傾向が顕著。
ですがロールスロイスの場合はその車格や購買層を考慮した場合、それが「プラスに働かない」と判断しているのかもしれません。
その価格は4600万円
そういった理由もあってか、今回ダグ・デムーロ氏がレビューするのはロールスロイスの用意した広報車ではなく、ディーラーの「デモカー」。
つまりディーラーとのタイアップにてプロモーションを兼ねたレビューを行なっているということになります。
そしてデモカーの概要を記したスペックシートがこちら。
長い長いオプションリストの下に記載されるのは416,300ドル、つまり日本円にして総額4600万円ほど、という数字(ファントムに比較すると安価なようにも思える)。
そして早速レビュー開始。
ダグ・デムーロ氏は「そのクルマを運転している時間よりも、運転していないレビュー時間の方が長い」タイプのユーチューバーで、そのクルマの細部をしっかり紹介するタイプ。
まずはあちこちに使用されるウッドパーツに着目。
ショーファードリブンカーには標準とも言える「電動カーテン」。
シャンパンボトルとグラスホルダー。
後部座席は大柄なダグ・デムーロ氏でも楽々。
そのほかにも各部をチェックし、実際に走行してみての「総合点」は68点(100点満点)。
この採点方法は「ダグ・スコア」と命名され、「ウイークエンド(週末)」が50点、「デイリー(日常使い)」が50点という構成です。
それぞれ5つの項目を10点満点で評価しますが、「ウイークエンド」だとスタイル、加速、ハンドリング、面白さ、クールさ。
「デイリー」だと機能性、快適性、品質、実用性、価値(コスパ的な意味合い?)という5つの項目。
なお、この「ダグ・スコア」は試乗した車に近い車種も表示しており、ロールスロイス・カリナンの場合だと、ほかにベントレー・ベンテイガ、ファントム、ミュルザンヌ、マイバッハ、レンジローバー、リンカーン・ナビゲーターが登場。
意外やカリナンの数字は「高くない」ようにも思えます。
下に紹介するアストンマーティンDB11 AMRだと、標準のDB11、ヴァンキッシュ、ヴァンテージ、フェラーリGTC4ルッソ、ベントレー・コンチネンタルといった面々。
それでは動画を見てみよう
まずはダグ・デムーロ氏がロールスロイス・カリナンを紹介する動画がこちら。
そして同氏によるアストンマーティンDB11 AMRのレビュー。
そしてクリス・ハリス氏(トップギア)もロールスロイス・カリナンをレビュー。