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ブガッティ・シロンの販売は欧州37%、米国30%、中東26%。中国は少なく「アジアだと日本がトップ」

2017/07/31

ブガッティ・シロンが8月よりようやく米国で販売される、とのこと。
今まで販売されていなかったのが不思議なほどですが(欧州ではもう中古車が登場している)、これはおそらく「5マイルバンパー」など、北米特有の対応が必要であったためかもしれません。

シロンは「500台限定」の販売となり、現段階ではおよそ半数が予約済み。
広報のマヌエラ・ヘーネ氏によると、多くはヴェイロンの「買い増し」で、実車を見ずにオーダーしている、とのこと。
さらに「走行用」と「コレクション用」に二台購入する人もいるのことで、こういった価格帯(3億5000万円)の車を購入する人というのはやはり「常軌を逸している(羨ましい)」と言えそうです。

なお、最新の調査によるとブガッティのオーナーは平均して42台の車を所有していることも明らかに。
↓こちらは少し前の調査

面白いのはブガッティの「販売比率」で、欧州37%、米国30%、中東26%。
これだけで93%となり、「あれ?中国は?」となりますよね。
アジアでもっとも販売が多いのは「日本」で中国は比較的少ないとしており、中国人顧客も「いることはいる」ものの、中国ではなく欧州や米国で登録する場合が多い、とのこと(本国登録しないのには理由がある)。

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先日ロールスロイスがその顧客層について「45歳に下がった」と発表していますが、これは中国人の購買比率が高くなったことが主な理由だそうで、そしてブガッティの場合は「中国比率が低く」、平均購買年齢層はちょっと高めのようですね。

なおシロンの顧客の半数は「新規」だそうで、潜在顧客層を明確にイメージし、利便性と質感を向上させた、と前出のベーネ氏。
エンブレムをより高級なつくりに換え、ラゲッジスペースを拡大し、ステアリングホイールに操作系を集中させ、計器類はアナログにこだわって機械式腕時計のような美しさを目指したとしており、現段階での販売を見るとそれらは「見事に成功した」と言えそうですね。

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