ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンの販売方法がちょっと問題に。
ダッジはデーモンをアメリカで3000台、カナダで300台販売する方針で、それぞれにディーラーには販売数を「割当てて」います。
ですが、ディーラー側で「これは儲けネタ」とばかりにデーモンの購入権をe-bayなどオークションに出品し、「より多くの利益を」稼ごうとしているケースが多い、とのこと。
もちろんこれはダッジの意図するところではないものの、メーカーとしては評判を落としかねず、何らかの対応を迫られるケースと言えそうです。
なおチャレンジャーSRTデーモンの人気は非常に高く、950万円ほどの車両価格に対し、「購入権」の落札価格(もちろん車体は含まれない)は110万円~800万円ほど。
ディーラーがその名義で出品すると「バレる」ので、ディーラーは”仲介人”をたててオークションサイトに出品するなど手の込んだ方法を用いているようですね。
日本だとこういった(正規販売店がプレミアを載せて売る)ことは考えにくいのですが、アメリカでは「一番高く買ってくれる人に売る」のが当然と考えられているフシがあり、正規ディーラーでも時折こういった販売方法が見られます。
アメリカの三菱正規ディーラーがランエボⅧ(デッドストック)にプレミアを乗せて販売。1100万円ナリ
ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンは「メーカー純正」ながらもシートがひとつしかなかったり、ドラッグレース専用タイヤを装着していたり、とその突き抜けっぷりが話題となっていますが、ここまで加熱すると他メーカーも黙ってはおらず、カマロやマスタングにも同様の「公道走行可能なドラッグレーサー」が設定されるかもしれませんね。