| 一生忘れられない思い出になりそうだ |
さて、先日ブガッティが自身のインスタグラムにて、完成したシロン”エルメス”をアップして大きな話題を呼びましたが、今回は実際に納車を受けたオーナーのマニー・コシュビン氏が実車のレビューを動画にて公開しています。
そしてマニー・コシュビン氏いわく、「このクルマはクルマ以上の存在だ。完成するまでの道のりはまさに旅路だといっていい」とのこと。
ブガッティ・シロン「エルメス・エディション」完成!内外装はホワイト、その理由はコレクターが苦労して最初に購入したクルマにあった
ブガッティ・シロン・エルメスが完成するまではこういった道のりがあった
まずは2016年11月にブガッティがシロンを発表したのち、すかさずマニー・コシュビン氏はこれを注文。
なお同氏はブガッティ・ヴェイロン・レンブラント、そしてマンソリーがカスタムしたフルカーボンボディのヴェイロンを所有しています。
なお、このときに考えていたのはブラックとレッドの組み合わせだったようですね。
そして2017年6月にはプロダクションモデルを試乗。
なお、シロンをエルメス仕様とするにあたってはなかなかエルメスが首を縦に振らなかったようですが、粘り強く交渉してついに「エルメス仕様のシロン」が実現することに。
これについて、マニー・コシュビン氏は「ネバー・ギブアップ」という自身のモットーの賜物であると述べており、エルメスのスタッフも後日同士に「NEVER GIVE UP」と記したレザーのサンプルを送っています。
なお、マニー・コシュビン氏はイランから戦争を避けて14歳の時に米国へと移住していて、当時は父親とともに車中にて生活する「ホームレス」。
その後スーパーのカート係や床掃除係を経て独立し、最初に行ったのは「ピーナッツ売り」。
他にも様々なビジネスへと進出し、28年後の現在では総額33億円の価値があるクルマに囲まれ、37億円の豪邸を手に入れるまでに富を築いています。
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納車されたブガッティ・シロン・エルメスを見てみよう
まずは納車場所となる自身のガレージ裏駐車場に現れるマニー・コシュビン氏。
乗っているのは「足」として活用しているロールスロイス・ドーンで、シロン・エルメスと同じ「内外装ホワイト」。
そして駐車場に鎮座するエルメスのオレンジ色の箱。
箱の上部からホワイトとオレンジの風船が放たれた!
箱がババンと開くと中からエルメス仕様のシロンが登場。
インテリアは真っ白。
ドアインナーパネルにはエルメスの「馬」。
リアウイング裏にも馬。
ホイールはホワイト。
ブレーキキャリパーはなぜかオレンジではなくレッド。
その後はエンジンをスタートさせて早速ドライブへ。
現在のところまだナンバーは未装着、そして劇的にスーパーカーのスタイルをスポイルする「5マイルバンパー」が装着済み(これについては、いずれ取り外す予定だと語っている)。
その後はドライブへ。
マニー・コシュビン氏は購入した車を売却(転売)することが少なく、コレクターではあるものの「実際にドライブする」ことを好む人物のようですね。
VIA:Manny Khoshbin