| たしかにブガッティは「ラインアップ拡大宣言」を行っていたが |
南アフリカにて、謎のブガッティ・シロンが目撃。
なぜ南アフリカで?という疑問があるかもしれませんが、南アフリカはブガッティ含むフォルクスワーゲングループ傘下が好んで利用するテスト用ロケーション。
その理由としては「ドイツとほとんど時差がなく、リアルタイムで情報をやりとりできる」「南アフリカ政府が協力的」というものだと報じられており、むしろここで目撃されたということが「ブガッティがニューモデルを開発中」であるという事実に対する信憑性を高めているのかもしれません。
フロントはシロン・スーパースポーツ300+
そして今回の動画を見ると、フロントは「490KMM/H」という記録を打ち立てたシロン・スーパースポーツ300+と同じデザインを持つ模様。
フロントの馬蹄型グリル脇には大きなグリルが位置し、そこから端の方にエアを流してフロントフェンダー前から抜く形状はシロン・スーパースポーツ300+同様です。
さらにはフロントのホイールハウス後ろからエアを排出する構造もシロン・スーパースポーツ300+(下の画像)と同一であるように思えます。
反面、フロントフード(ダクトがない)、サイドステップ形状と車体後半、リアエンドの形状は通常のシロンと同様に見え、つまり車体全体として見たとき、シロンとも異なり、シロン・スーパースポーツ300+とも異なるエアロパッケージを持っているわけですね。
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なお、ブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は「シロンにはもっとバリエーションが必要」だとも語っていて、今後も積極的にモデルラインアップを拡大する意向を示していますが、今回の謎シロンが新しいラインアップなのかどうかは不明です。
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ブガッティはジュネーブ・モーターショーにて「シロンR」を発表するとも報じられ、先日は搬入中と思われる様子がリークされたことも。
この画像を見るに、リアには巨大なウイングが装着されていて、今回南アフリカで目撃されたプロトタイプともまた違う仕様を持つということになりますが、このあたりブガッティが積極的にニューモデルの開発を行っている(ニューモデルが複数存在する)という証明ということになりそうです。
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