| しかも車体にエンジンを装着し実際に走行させる技術も獲得したようだ |
このままゆくと、1年後にはとんでもない完成度を持つクルマを作っているのかも
さて、ちょっと前に紹介した、「ベトナムの片田舎で、シロンのレプリカを作った男たち」。
今回はその続編をお届けしたいと思います。
ちなみに彼らはほんの1年ほど前までは「ダンボールで」スーパーカーやバイクのレプリカを作っていたものの、その後は樹脂を使用することを学び、今回は粘土を使用して「型」をつくり、そこからFRPを”巻いて”ボディパネルを製造するまでに成長しています。
-
【動画】今度は粘土!ベトナムの片田舎にて、精巧なブガッティ・シロンのクレイモデルを作った男たち
| どうやらエンジン付きのシャシーと組み合わせ、このシロンのレプリカを走らせるようだ | さて、ベトナムのユーチューバー、NHET TV。もとはというと「ダンボールでスーパーカーやスーパーバイクのレプ ...
続きを見る
クレイモデルは単なる「型」だった
まず、こちらはこれまで彼らが作っていたブガッティ・シロンのクレイモデル。
粘土をペタペタを貼ってゆきますが・・・。
完成すると表面がなめらかな美しいシロンに。
その工程ではナイフ等を使用しており、イタリアのカロッツェリアさながらです。
そしてここからは、このクレイモデルを「型」として活用することに。
こんな感じで石膏のようなものを塗ってゆきます。
全体に塗ってゆき・・・。
ガッチリ固定。
その後、白い石膏のようなものが固まった後には、その下にあるクレイモデルを破壊して取り除きます。
もったいないようにも思えますが、こうでもしないと「メス型」を使えないわけですね。
ここからはFRPを巻いてゆく
そしてここからは、このメス型を使用してFRPにてボディを成形してゆきます。
メス型の内側に入ってグラスファイバーと樹脂を貼り、こうやってボディを成形するわけですね。
ひたすらペタペタ。
段差にもしっかりとグラスファイバーと樹脂をなじませてゆきます。
そして樹脂が硬化した後に石膏のようなものを洗い流すと・・・。
その下からFRP製のシロンが登場!
そこから細部を整えてゆき・・・。
こんな感じに。
最初の「粘土」でできたシロンの上に石膏を被せ、その後に粘土を破壊し、さらにその後に石膏の内側からFRPを塗ることで「最初の粘土製シロンと同じ形状を持つ」FRP製ボディを作ったということになります。
その後はボディをしっかり洗浄。
となりにあるのは前回の作品、フェラーリ488GTB。
-
【動画】これはいいレプリカ!フェラーリ488GTBのレプリカを作った男、友人が作ったスイカを販売するために広告塔を買って出る
| さすがにこれはフェラーリも”法的手段に出る”という無慈悲な対応をできないと思う | さて、これまでにも「ダンボールにて製作したフェラーリ」、そのほかにもブガッティやランボルギーニのレプリカを製作し ...
続きを見る
さらにはゲルコートのようなサフェーサーのようなものを吹き付けてゆきます。
表面処理が一段落したところとなりますが、ここからペイントにかかることになるのだと思われます。
1年ちょっと前に作ったのがこの「ダンボール製のシロン(しかも人力)」ですが、わずか1年でここまでのボディ製作技術を身に着け、さらにはエンジンを組み込んで自走するクルマをつくることができるようになっており、その超絶進化ぶりには驚かずにはいられません。
「型」を使用してブガッティ・シロンのレプリカを制作する動画はこちら
合わせて読みたい、関連投稿
-
【動画】米大学教授が3Dプリンタを駆使してランボルギーニ・アヴェンタドールのレプリカを作成!その驚きのクオリティを見よ
| 作成動画も公開中。クルマに関する知識や技術も相当なものだ | コロラド州立大学の教授、スターリング・バックス氏が、愛する息子のためにランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスターのレプリカを作成中 ...
続きを見る
-
【動画】もう本物と見分けがつかない!ポルシェをベースに作られたフェラーリのレプリカがあまりにイイ出来だと話題に
| 数々のレプリカを製造しながらも摘発されないのがちょっと不思議 | さて、以前に「完璧なランボルギーニ・ガヤルドのレプリカを作った男」を紹介しましたが、今回はそのビルダーが”フェラーリ458のレプリ ...
続きを見る
-
【動画】エンブレムは手書き!ベトナムにて、ダンボールからフェラーリFXX Kのレプリカを作った男(中身は鋼管スペースフレーム)
| ここまでの情熱を持つ男を埋もれさせておくのはもったいない | ベトナムにて、フェラーリFXX K(のようなもの)をダンボールで作った男が話題に。今回動画にてその制作状況が紹介されていますが、その情 ...
続きを見る
参照:NHẾT TV