さて、英国にてブガッティ・シロンが追突されるという事故が発生し、「被害総額がいくらになるのか」とちょっとした話題に。
事故の詳細はわからないものの、路肩に止まるブガッティ・シロンとジャガーとが目撃されており、その破損状態から判断すると、ジャガーがシロンに追突したと判断して良さそうです。
ただし過失については不明
ただ、追突したからといってジャガーに一方的に非があったとも断じることはできず、ここは判断を避けたいところ。
そしてもうひとつ話題となっている理由は、このブガッティ・シロンが人気ユーチューバー、ロード・アリーム氏所有のシロンであるため。
同氏はロンドンにて、父親とともに高級車のレンタルビジネス(Platinum Executive Travel)を行っており、このシロンについても一日300ポンドでレンタルが可能だといい(意外と安いな・・・)、よってこの事故の際に運転していたのはロード・アリーム氏以外なのかもしれません。
詳しい破損状況はわからないものの、動画を見るとシロンのリアバンパーとテールランプが大きく破損しており、ジャガーのフロントバンパーもボディ側にめりこんでいるので、けっこうな衝撃があったことは間違いなく、場合によってはリアウイングの昇降機能、エキゾーストシステム、デフなどにも被害が及んでいる可能性もありそうですね。
なお、こういったミドシップカーは車体後部にエンジン、トランスミッション、エキゾーストシステム、ディファレンシャルなど主要コンポーネントが集中しており、よってリアをヒットさせたり追突させたりするとかなり損害額が大きくなることがあるので要注意。
おそらくシロンの方は「レンタカー」であれば保険に加入していると思われ、ジャガーの方も(高額なクルマなので)保険完備だとは想像しますが、いずれにせよ見ていて痛々しい事故ではありますね(ドライバーが無事だと報じられているのが幸い)。
スーパーカーへの追突は少なくない
なお、スーパーカーへの追突はさほど珍しいことではなく、そこには主に2つの理由があると考えています。
ひとつは、スーパーカーを見ようと、そして撮影しようと「距離を詰めすぎる」こと。
よって、とっさの事態にブレーキングが間に合わなかったり、撮影に気を取られていてドカンといってしまう事があるのだと思われます(以前にも、パガーニ・ウアイラを後ろから撮影しようとしたドライバーが、ウアイラに追突した例がある)。
そして、スーパーカーの後ろを走っていて、前のスーパーカーがなんらかの事情にてブレーキを踏んだ場合、スーパーカーのストッピングパワーに及ばない(普通の)クルマが止まりきれずに追突してしまうこと。
これは「距離を詰めた状態でなくとも」起こりうるもので、それだけ「スーパーカーは短い距離で止まる」ということを意味しますが、こういった「急制動時の追突」はスーパーカー同士でもいくつか発生した例があるので、いかにスーパーカーに乗っていても、前を走るスーパーカーのブレーキランプを確認してからブレーキを踏んだ場合であろうと「間に合わない」ことがあるのかもしれません。
とにかく「スーパーカーは”常識では考えられないほどの”短い距離で停止する」ということは間違いなく、よって、ぼくもとっさにブレーキを踏まなければならない事態に遭遇したとき、ブレーキを踏みながら、ルームミラーにて「追突されないかどうか」後方のクルマを確認しつつ制動距離を調整するようにしています。
ブガッティ・シロンとジャガーとの事故直後の様子を収めた動画はこちら
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参照:supercar.fails, rip lucy burchell