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かつては日本にも保管されていた「世界で最も走行距離が少ない」ブガッティEB110SSが過去最高記録の316万ドル(約4.4億円)で落札される!今年で3回目の記録更新

投稿日:2022/08/23 更新日:

かつては日本にも保管されていた「世界で最も走行距離が少ない」ブガッティEB110SSが過去最高記録の316万ドル(約4.4億円)で落札される!今年で3回目の記録更新

| 「もっともコンディションに優れる」ブガッティEB110スーパースポーツが競売に登場 |

おそらくは今後も継続して価格を上げることになるだろう

さて、今年はじめに連続して「過去最高落札記録」を塗り替えてきたブガッティEB110ですが、今回ペブルビーチにて開催されたオークションでは316万ドル(約4億4000万円)で落札されてまたもや記録を更新することに。

今回ブガッティEB110 スーパースポーツを落札したのはウェザーテック創業者、そしてスーパーカーコレクターとして知られるデビッド・マクニール氏であり、このEB110 SSはフェラーリ250GTOほか、同氏のコレクションとともに大切に保管されることになりそうです。

なお、ブガッティEB110は現在のブガッティ(フランス本社)の前にイタリアで設立された別の会社(両方ともブガッティの商標権を獲得して事業を行っており、もともとのブガッティの設備などを継承したわけではない)であり、この”スーパースポーツ”の生産はわずか30台のみ。

603馬力を発生する3.5リッターV12クワッドターボを搭載し、6速MTで4輪を駆動することで最高速度354km/h以上を記録したと言われます。

ちなみにブガッティEB110の相場は2005年に50万ドルくらいだったものの、ついに300万ドルを超えたということになり、この勢いだとますますその価値を上げそうですね。

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ブガッティEB110はこんな誕生背景を持っている

このブガッティEB110を生産していた「アウトモビリ・ブガッティ」は1987年に実業家であるロマーノ・アルティオーリ氏(一時はロータスも所有している)がブガッティの商標権を獲得し設立したもので、その後(もともとの)ブガッティ設立者、エットーレ・ブガッティの生誕110周年を記念し1991年に「EB110」を発売しています。

このブガッティEB110は、当時としては画期的であった、超音速旅客機「コンコルド」を製造したエロスパシアル社が織ったカーボンファイバー製のバスタブシャシー、クワッドターボ、4WDを採用していますが、これはデザインとエンジニアリングの優れた才能を持つオールスターが結集した結果として達成されたものであり、ランボルギーニ・ミウラやカウンタック、ランチア・ストラトスなどを手がけた著名なデザイナー、マルチェロ・ガンディーニがそのボディデザインし、やはりミウラやカウンタックの設計を行ったパオロ・スタンツァーニが図面を引くことで世に送り出されたもの。

Bugati-EB110 (4)

ブガッティEB110には、電子制御式リアウイングを装備したEB110 GTと、パフォーマンスを追求したEB110スーパースポーツの2種類が用意され、トータルでの生産は136台、そのうちスーパースポーツの生産はわずか30台という記録が残ります。

なお、このEB110 スーパースポーツが登場したのは、ブガッティEB110 GTの発表から半年後の1992年で、当年のジュネーブモーターショーにて初めて公開されることに。

新しいECUを搭載し、大容量インジェクターを備え排気システムの効率を向上させることで53馬力アップの603馬力を達成し、さらにブガッティは、EB110 GTのアルミパネルの一部を(シャーシに接着した)カーボンケブラーパネルに変更することで150kg以上の軽量化に成功し、車両重量はわずか1,400kgに抑えられています。

搭載されるエンジンもまたパオロ・スタンツァーニのせっけいによるもので、V型12形式を採用し、60バルブ、4ターボチャージャーと12個のスロットルボディを装備するという超ハイスペック。

Bugati-EB110 (3)

ブガッティEB110は当時破格の性能を誇っていた

これらの仕様により、EB110スーパースポーツは0-60マイル加速3.26秒、最高速度354km/hを記録していますが、これはこの時代としては異常といってもいい数字で、実際のところフェラーリF50、そしてポルシェGT1であってもこの数字に追いつけなかったということからもその破格ぶりが伺えます。

その高性能はモータースポーツにおいても発揮され、1994年のル・マン24時間レースには、EB110のモータースポーツバージョンがブガッティとして55年ぶりに参戦し、このEB110スーパースポーツ GT1は実際にクラス最速タイムにて予選通過を果たしたという記録も。※ロードカーとして設計され、しかしモータースポーツでも強みを発揮したあたり、マクラーレンF1とも見ている

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今回オークションに登場したブガッティEB110 スーパースポーツは、1994年3月23日にドイツのディーラーであったオートケーニッヒを通じてアリアンヌ・ミュラーなる人物に新車として納車され、ボディカラーはグリジオ・キアロ・メタリザート(ライトグレーメタリック)、インテリアはブラックレザー。

Bugati-EB110 (2)

その後は一時日本のオーナーの手に渡ったこともあるそうですが、2012年にはスイスへと輸入されて現在に至るのだそう。

走行距離はわずか991kmだとされ、現存するEB110すべての中でもっとも走行距離が少なくコンディションに優れる一台だとされますが、2019年には大規模なリフレッシュが行われており、さらにはオリジナルの書籍やロードテストレポートなどのさまざまな資料が付属する、とのこと。

このブガッティEB110は上述の通り、少し前まではあまり注目されていないスーパーカーのひとつであったものの、近年になって「ブガッティ設立110周年」を祝うため、現在のブガッティ・オトモビルがこのEB110にインスパイアされた”チェントディエチ”を発表したことから大きく注目を集め、そこからは価格上昇の一途を辿っています。

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参照:Gooding&Co

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