| このボライドはおそらく自動車の常識を覆すパフォーマンスを誇るはずだ |
当然ながら全台数が完売済み、納車後はオーナーによるレビューを期待したい
さて、ブガッティはその歴史上、もっともエクストリームなハイパーカー、ボライド(Bolide)の市販バージョンをそう遠くない未来に発表する予定であり、すでに数回のティーザー画像が公開されています。
そして今回リリースされたのが、フルカーボンボディを身にまとうボリードが轟音とともに走行する動画ですが、この動画はテストのために空港の滑走路を使用して走っている状態を収めたもの。
発表時の姿とはいくつかの変更も
ブガッティ・ボライド(ボリード)は2020年4月にコンセプトカーとして発表されたハイパーカーで、ここ最近公開されている市販バージョンのボライドでは(コンセプトカーからの)いくつかの変更も見られます。
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具体的には、ノーズの「尖った」印象がやや薄れており、コンパクトな馬蹄形グリル内の垂直セパレーターは牽引フックに取って代わられ、左右スプリッターにはダイブプレーンが追加。
加えてフェンダールーバーは2つから4つに変更され、ホイール後方のエアロブレードは、コンセプトでは4つのエレメントがあったものの、1つのエレメントにまとめられているようですね。
さらに今回公開された画像からはリアセクションの形状が変更され、ディフューザー形状も改められていることがわかります。
ただ、それらはけして「コンセプト段階からトーンダウンした」わけではなく、あくまでも機能を向上させるための変更だと考えていいのかも。
なお、ボライドに搭載されるのは1,600馬力というブガッティ最強スペックを持つクワッドターボW16、そして乾燥重量はわずか1450kgに収まっているため、このハイパーカーは”非常識な”パワーウェイトレシオを実現していますが、ブガッティによれば「加速時には1.6を記録する」とのことで、これは自動車としては前代未聞の数字です。
ボライドに採用されるカーボンファイバー製モノコックはシロンとはまた異なる構造を持っており、より囲まれ感の強い形状、そしてよりタイトなコクピット形状を持っているようですが、ボディワークもまたシロンとは大きく異なるもので、そのエアロパッケージは1トンものダウンフォースを発生させる、とのこと。
ブガッティ・ボライドの価格は400万ドルつまり約5億5000万円オーバーとなっており、生産台数は40台に絞られ、しかし(当然のごとく)全台数が完売済みだとされています。
ブガッティ・ボライドが滑走路を爆走する動画はこちら
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参照:Bugatti