アウディが新型Q5を予告。最新のデジタルLEDヘッドライトをチラ見せ、「これまでの成功に基づくプレミアムな高級感、スタイル、機能性という基本的なレシピを採用」

｜　Q5はアウディで「もっとも売れている」モデルのひとつだけに、このモデルチェンジにかける意気込みは相当なものだと思われる　｜

その外観はA5とA6にも通じる「新世代」に、そしてこのデザインを採用する最初のSUVに

さて、アウディは立て続けに新型A5シリーズにA6シリーズ、そしてRS3ファミリーを発表したところですが、今回は新型Q5を予告。

この新型Q5は8年ぶりのフルモデルチェンジでもあり、現行の第2世代に取って代わる存在です。

今回公開されたティーザー画像は1枚のヘッドライトのスケッチのみで、これを見ると以前よりもシャープでダイナミックに感じられ、もちろんA5やA6同様に高度なアダプティブフォワードライティングシステムが与えられると考えてよく、テールランプには情報を表示可能なOLEDデジタルライトが備わると考えていいのかもしれません（アウディは先進ライティングの先駆者であり、Q5がアウディのベストセラーであることを考慮すると、最大限の機能が盛り込まれるものと考えていい）。

アウディCEOはかく語る

この新型Q5に関する情報は多くはなく、しかしアウディCEO、ゲルノット・デルナー氏は「Q5シリーズは過去15年間のアウディの成功を象徴するものとなっており、その成功の要素でもあるプレミアムなパッケージングによる高級感、スタイル、機能性という基本的なレシピが大きく変わることはない」と述べ、「最も成功したSUVの第3世代で、効率的な内燃エンジンモデルとハイブリッドバージョンでSUVポートフォリオの刷新を開始します」とも。※あたらしい命名法則に従い、奇数モデルは内燃機関を搭載する

パワートレインに関する選択はまだ確定していないものの、エンジンラインナップは新型A5に搭載されているものと一致すると考えてよく、（仕様地によるものの）新型A5はそれぞれ148馬力と201馬力を発生する2.0リッターターボエンジンが用意され、一部市場ではディーゼルエンジンも選択可。

なお、アウディはこれまでの「未来はEVのみ」という姿勢を変化させ、世の中の流れに沿った、そして他の自動車メーカー同様の「パワートレーンの選択肢は消費者に委ねる」という方針を採用していますが、そのためにまだまだ内燃機関はアウディにとって重要なオプションとなることが予想され、しかしちょっと気になるのは「どのプラットフォームを使用していたのか」。

これまでのQ5はポルシェ・マカンと車体を共有していたものの、そのマカンは「欧州にて施行されたサイバーセキュリティ法に対応できない」として生産中止が決定されています（この法に対応するための改装コストを吸収できないという判断）。

しかし今回アウディは新型Q5を発売しており、となるとこの新型Q5はこれまでとは全く異なるプラットフォームを使用しているものと考えられ、というのも既存の（マカンと同じ）プラットフォームを使用してサイバーセキュリティ法に対応させているのであれば、その手法はポルシェにも共有され、マカンが延命されているはずだから（マカンはポルシェにとって、1、2を争うトップセラーである）。

新型Q5の正式発表時には様々な情報が公開されると考えてよく、よってその発表を楽しみに待ちたいと思います。

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参照：Audi