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アウディのチーフデザイナーが今後の顔つきについて語る。今後は大きなグリル、小さなライトに

2017/03/29

アウディのチーフデザイナー、Marc Lichte(マーク・リヒテ)氏が新型A6、A7、A8のデザインについて、フランスのメディアについて語った模様。
これによると、アウディは2014年に「プロローグ・コンセプト(画像上)」を発表し、それが今後のアウディのデザインを牽引するものとしましたが、実はプロローグ・コンセプトは「新型A6、A7、A8の後にデザインされた」としています。

加えて新型A6、A7、A8のデザインを示してプロローグ・コンセプトとの共通性について触れていますが、大きな角ばったグリル、そして細く小さいヘッドライトが共通点となっていますね(Q8も同様)。

このほか、やはりマーク・リヒテ氏はアウディの今後の顔つきについて「Q8と同じものになる」とも語っており、当面はこの系統のデザイン言語を押しだしてゆくことになりそうです。

VIA:CARSCOOPS

関連投稿:アウディのデザイナー、Q8を語る。「今後のQシリーズは全部この顔つきに」

アウディがQ8のチーフデザイナー、マーク・リヒテ氏のインタビュー内容を「ENCOUNTER 01/2017「POWER OF DISTINCTION」として掲載。
この中でマーク・リヒテ氏はQ8のデザインについて語っています。

Q8のデザイン的トピックはいくつかありますが、記事ではまずその「ルーフの低さ」について言及。
マーク・リヒテ氏によると、SUVをスポーティーに見せる鉄則は「(レンジローバー・イヴォークのような)スローピングルーフ」だとしており、しかし今回はその鉄則を破り、ルーフラインを「水平」にしたとのこと。
反面、車体を低く見せるためにルーフラインが低くグリーンハウスが小さくデザインされていますが、これによって後部座席のヘッドスペースを犠牲にせずスポーティーな車に仕上げることができた、と語っています。

もうひとつは「シングルフレームグリル」で、これはかなり大きく、明確なエッジを持ったもの。
これについてもマーク・リヒテ氏は「今後のQシリーズはこのグリルを持つ」と述べており、順次モデルチェンジ、フェイスリフトでQシリーズの顔つきが変わってゆきそうですね。
なお大きなグリルに細長いヘッドライト、というのはマセラティ・レヴァンテやマツダCX-5でも採用される手法で、上級モデルをより高級に、迫力ある顔つきに見せる効果があるようです。

そのほか、Q8では1990年台のIMSA GTOレースカー由来の垂直なエアベントを採用するリアエンド、初代クワトロを連想させる幅広のCピラー、ボンネット下のエアインテーク等を挙げており、新しさの中にもアウディの伝統を散りばめているようですね。

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