| BMW M1がアートに変身 |
クラッシュした2台のBMW M1からパーツを取って1台の「完璧な」M1を作り上げ、それを壁面に「アート」として飾ってしまった男が登場。
この男性は「フロントをクラッシュしたM1」「リアをクラッシュしたM1」を手に入れてそれらをニコイチにしたということになりますが、「壁に飾る」というのはまさかの発想です。
実際に走行可能なM1を壁面に
なお、この「ニコイチ」M1は実際に走行が可能。
ぼくであれば、2台のM1があれば、ひとつは走行可能な完璧な状態にして、もう一台は展示に使用するとなると「ハリボテ」でもいいので適当に修理し、「鑑賞に耐える」だけの外観を持たせればいいんじゃないかと考えるものの、この男性は妥協を許さなかったようですね。
BMW M1完成後、まずは取り付ける壁面を補強。
その後にM1を搬入。
壁にはこうやって取り付ける!
壁に固定。
完成!
なお、BMW M1はBMWがスーパーカービジネス参入を目論みて発売した車で、総生産台数は477台(453台説も)。
ただし当時BMWはスーパーカー開発のノウハウがなく、その開発をランボルギーニに委託。
開発にはジャンパオロ・ダラーラも加わり、デザインはジウジアーロという豪華な顔ぶれで開発に着手したものの、様々な理由で開発はなかなか進まずに結局は開発と製造先を変更してようやく完成したという経緯を持っています。
BMWはこのM1について、後継コンセプトモデルを発表したりと「資産としての価値」を見出してはいるものの、公的に「M1後継はない」とも発言。
ただし、BMWについてはエレクトリックスーパーカー発売や、マクラーレンに生産を委託してスーパーカーをリリースするというウワサも常にあり、状況が変わればM1後継の姿を見ることができるかもしれませんね。
意外と壁に取り付けたクルマは多い
なお、クルマを壁に取り付けるというのはある種の人々にとって(ぼくにとっても)憧れであり、しかし資金力のある個人、プロモーションを考慮したメーカーはこれを実際に行うケースも。
個人だと、壁ではありませんが、「室内にパガーニ・ゾンダをオブジェ化して設置した」男が最近話題に。
ランボルギーニ博物館(ムゼオ・ランボルギーニ)の壁にはアヴェンタドール・ロードスター。
以前はディアブロがこの位置にあり、時々「入れかえ」があるようですね。
フェラーリ・ワールド(アブダビ)に至っては、風車のように「ポールに取り付けられたフェラーリ」が回っている始末。
それでは動画を見てみよう
こちらがBMW M1を壁面に取り付ける様子を収めた動画、「BMW M1 Art Installation」。