| ついに日本にも登場、BMW M3”インディビデュアル” |
さて、先日参加した「BMW M サーキットデイ」にて展示されていたカラフルなBMW M3。
BMW 3シリーズはつい先日新型が発表されたばかりで、つまりはM3も時期新型に切り替わる、ということになります。
そしてこれらカラフルなM3三台は、現行M3有終の美を飾る限定モデルとなるそうで、この場でははじめて一般公開された、とのこと。※港から直行したようで、まだ輸送用のステッカーが貼られていたり、サスペンションにはボトム防止のスペーサーが噛まされている
これを機に日本でも「カスタムカラー」が増えれば
なお、今回揃ったBMW M3のカスタムカラーはグリーン、ダークグリーン、パープル。
いずれもBMWのイメージから大きく離れたボディカラーですが、時折紹介する「BMWアブダビ」が好んで選択するカラーでもありますね。
この「ジャバグリーン」は流行の兆しがある色味で、ポルシェも911GT3RSやフェイスリフトを受けたマカンにて同様のカラーを追加し、ランボルギーニもアヴェンタドールSVJのイメージカラーに明るいグリーンを採用していますね。
キドニーグリルやサイドスカットル、テールパイプはブラック仕上げ。
各部をブラック仕上げとすることで、よりボディカラーが引き立つようです。
価格は1320万円ほど。
通常のM3に比べて100万円ちょっと高い値付けになりますが、そのインパクトは絶大。
運転席からもドアミラーの「グリーン」が見えるため、実際に乗っていても満足感は高いのかもしれません。
ダークグリーンは伝統を感じさせる仕上がり
こちらはおそらく「ソリッド」のダークグリーン。
同じグリーンであっても、ジャバグリーンとは対照的に「シック」なカラーではありますが、こちらもいい意味で「BMWらしくなく」、かなり目立つボディカラーだと思います。
E36/E46時代は深いグリーン(メタリックですが)もラインアップされていたものの、最近のBMWではグリーンをまず見かけることがなくなったようですね。
ジャバグリーンと並べるとこんな感じ。
やはりブラックとの相性は抜群。
インテリアはブラウン。
ポルシェ911の「100万台目」も同様のボディカラーを持っていましたが、ドイツではこの組み合わせは「定番」といえるものなのかもしれませんね。
パープルもこれから流行りそう
こちらはさらに珍しいメタリックパープル。
ただしBMWはE36時代に限定モデルにパープル(アメジスト)を用意していたと記憶しており、実は「伝統的な」BMWのボディカラーなのかも。
なお、ちょっと前だとポルシェは「ホワイトかシルバー」、フェラーリは「レッドかホワイト」といったボディカラーが大半を占めていたものの、最近ではその図式も崩れており、ボディカラーに「数十万」「ときには100万円以上」を支払ってカスタムカラーを選ぶユーザーも増加中、と聞きます。
その背景には「せっかく個性的なクルマに乗るのだから、他人と同じ色は嫌だ」と考える人が増えたのだと思われ、そのために費用を投じることが「当たり前」になりつつあるのかもしれません。
BMWもそのカスタム部門として「インディビデュアル」を持っており、実は”どんなボディカラーにも”ペイントできるものの、現在これはあまり強調されておらず、しかし今後「カスタムカラー」を選ぶ人がポルシェやフェラーリ、そしてランボルギーニやマクラーレン同様に増えてくるといいなあ、と思います。
現在BMWの人気カラーはほとんどが「ブラックとホワイト」。
そろそろ、この現象から抜け出してもいい時期かもしれませんね。
こちらはカスタムカラーのM3を収めた動画。
他の画像はFacebookのアルバム「カスタムカラーのBMW M3 in BMW M Circuit Day」に保存しています。