| ただしその外観はM2 CSよりもM2コンペティションに近い |
BMWが「M2CS」発表を前に、「M2Sレーシング」の画像を公開。
これはその名の通りM2をベースにした「レーシングカー」で、2020年第2四半期からカスタマーカーとしてデリバリーされるそうですが、その外観は残念ながらM2 CSを示唆するものではなさそう。
ちなみにBMWはロードカーよりも先に、それをベースにしたレーシングカーを発表した例(M8 GTE)があり、ポルシェで同様のケースだとケイマンGT4(レーシングカーであるケイマンGT4 CSが先に発表された)といった事例も。
M2 CSのポテンシャルは第一級
現在のところ新型BMW M2 CSについて公式な情報はなく、ただしウワサによるtpS58エンジン搭載にて450馬力前後を発生し、大幅な軽量化が行われることになりそう。
軽量化についてはインテリアにも及び、4シートレイアウトを継続しながらも、フロントシートには軽量バケットシートが装着され、かつ着座位置を下げることで(ルーフのカーボン化とともに)低重心化が図られる、とも。
エクステリアだとフロントバンパー、サイドシル、リアバンパー、リアディフューザーが変更を受け、軽量ホイールの装着もまず間違いなさそう。
現在のところ、プロトタイプではありますが、BMW M2 CSはホッケンハイム・サーキット(GPレイアウト)にて1:55.80を記録しており、驚くべきことに BMW M5コンペティション(1:55.60)、メルセデスAMG GT S(1:55.60)、ホンダNSX(1:55.30)よりも速く、ポルシェ718ケイマンGTS(1:56.00)、ポルシェ911GT3(1:56.41) にわずかに遅れる、という数字です。
【動画】発表前のBMW M2 CSがホッケンハイムで1:55.80を記録!BMWでは二番目に速く、GRスープラのタイムを3秒上回る
つまりはとんでもなく速いのがBMW M2 CSということになり、スポーツカーの勢力図を大きく塗り替えることになりそうですね(BMWは、M2 CSについて、レーシングカーにそのままナンバープレートをつけたようなクルマだと表現)。
なお、ベースとなるBMW M2は発売当初から非常に評価が高く、高くなりすぎたM4に比較するとまだ求めやすいこと、そしてコンパクトで軽量なところから高い人気を集めています。
さらには多くのジャーナリストが「もっとも優れたMモデル」と評価しており、それだけにM2 CSには大きな期待がかかろうというもの。
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M2 CSについてはリークやプロトタイプの目撃情報などが多数あり、ここでその一部を紹介してみたいと思います。
ちなみにM2 CSのウワサは2017年頃からすでに出ていて、BMWの内部を名乗る人が、BMW専門掲示板にて「M2 CSは2018年から受注が開始される」とコメントしてましたが、しかしそれはガセであったようですね。