| わかってはいたが、恐れていたことが現実になった |
さて、チョコチョコと目撃情報が出てきている新型BMW 4シリーズのプロトタイプ。
今回はインスタグラムにて新型4シリーズと思われる試作車が走行する様子を捉えた動画が公開されていますが、これまでのスパイフォトに比較して構造的なカモフラージュがなく、フロントグリル及びフロントバンパーの構造を把握しやすくなっています。
ただし世の中には「知らなかったほうが幸せ」なことがあるのも事実で、この「巨大な縦型キドニーグリル」もそういった例の一つ。
もうこの流れからは逃げられない!超巨大キドニーグリルの存在がわかる新型BMW 4シリーズのスパイフォト
こうなるのはわかっていたが
BMWは「コンセプト4」にて巨大なキドニーグリルを発表していて、それまでの通例からもわかるとおり、このコンセプトカーは「将来の4シリーズを示唆するもの」。
よって将来的に4シリーズがこういったグリルを持つであろうことも予期できたわけですが、やはり実際に目にすると衝撃ではありますね。
なお、少し前にも新型4シリーズと思われる画像がリークされていて、今回撮影された動画も前回のリークと近い部分が多く、やはりこれらはフェイクではなく「リアル」なのかも。
ちなみに前回の画像、今回の動画ではいくつか相違(グリルの繋がり具合や、バンパー下部左右のインテーク形状)も見られますが、これらは単に「グレードの違い」によるものとも推測できます。
新型BMW 4シリーズのリーク画像が初登場!思っていたよりも(悪夢のように)大きく、「左右連結」キドニーグリルを採用しているようだ!
そしてこちらが今回撮影された動画。
カーブをこちらに向かって走ってくる新型4シリーズを捉えていて、フロントからリアまでも見ることができます。
装着されるヘッドライト、テールランプは市販スペック同様だと思われ(完成度が高い)、新型4シリーズはもう「発表一歩手前」まで来ているのかも。
それにしてもこのキドニーグリルの大きさは異常とも言えるもので、フロントの面積に置ける半分近くがキドニーグリルではないかと思えるほど。
加えてこのキドニーグリルの下半分周辺、その両脇にも大きなグリルが見られ、「それだけ口を開けてどうするのか」という気もしてきます。
これだけ口を開けているということは「そのぶん冷却のためのエアを吸い込む必要がある」のだと考えられますが、M4でもない4シリーズがここまで面積の広いグリルを持つ必要はないはずで、となるとやはり「デザイン上の理由」で大きなグリルを与えているのでしょうね。
「デザイン上の理由」としては、やはり「押し出しの強いルックスを好む中国市場対策」だと考えられますが、BMWはすでに7シリーズのフェイスリフトモデルにて巨大キドニーグリルを採用しており、さらにはその後の新型X5、新型X7でも同様。
さらに新型4シリーズでこのグリルを採用してきたということは、すでに発表済みの「グリルの大きなモデルたち」の評判が(中国市場で)すこぶるいいということなのだと思われ、BMWはこの路線を歩み続けることに決め、更に大きなグリルを採用してゆくという決断に至ったのだと思われます。