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中古車ならスポーツカーも割安に手に入る!FR、ハイパワー、MT・・・。手に入れておくべき中古スポーツカー5選

2020/06/01

| ちょっと前の名車も今や100万円台 |

さて、先日は「安く買えるのに高そうに見える」中古車を紹介しましたが、今回は「安く買えるのにパフォーマンスが高いスポーツカー」。

スポーツカーは一般的に見て中古になっても価格が下がらないことが多く、しかしそんな中でもタマ数が多いクルマは「割安」に推移する場合もあるようです。

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ちなみにぼくが「欲しい」と考えるものの、なかなか価格が下がらずに手を出せないのが「ゴルフR(ゴルフ7)」と「ルノー・メガーヌRS(先代)」。

これらの価格が下がるのを待つとして、現時点でお買い得感の強い、そしてまだまだ高いパフォーマンスを持つスポーツカーを紹介したいと思います。

BMW M3(E46)

まずはE46世代のBMW M3。

現行から数えて3世代前となり、2000年〜2006年の間に販売されています。

なんといってもBMWきってのハイパフォーマンスカー「M3」であり、搭載されるエンジンは3.2リッター直6、343馬力。

駆動輪は後輪のみ、トランスミッション は6速MTもしくはSMGII(クラッチレスMT)。

E30世代やE36世代のM3はコレクターズアイテムとして人気が出ているためかけっこう価格が上がってきており、そしてE46の後のE90世代のM3になるとまだまだ値が下がっておらず、E46は「新らしずぎず、古すぎない」ためかちょうどいい具合に価格が下がっているようですね。

なんといってもこの価格でこの馬力、そしてBMWのシルキーシックス、FR、場合によってはMT、そしてM3が手に入るというのは大きな魅力。

この価格でM3を購入し、リアシートなどいらないものはガンガン外し、さらに軽量ホイールに入れ替えれば相当に戦闘力の高いマシンとなりそうです。

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ミニ ペースマンJCW

人気不振によって一世代のみで消滅したミニ・ペースマン。

クロスオーバーの3ドアクーペという位置付けですが、ぼくが注目したいのはこのペースマン「ジョン・クーパー・ワークス」。

エンジンは1.6リッター直噴ターボ(BMW製のツインスクロールターボ)、そしてxDrive同様のトルクスプリット4WD、JCWチューンの足回りやブレーキを持つという素晴らしい素性を持ち、それでいてこの価格。

同様のエンジンを持ち、さらに軽量な「ミニ・ロードスターJCW」もお買い得ではありますが、そちらはFF、しかしペースマンは4WD。

よって、ミニ・ペースマンは割安に「ターボ4WD」を楽しみたい人にはおすすめの選択肢です(エンジンのパワーアップも行いやすい。ターボなのでECUだけでドカンとパワーが上がる)。

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ポルシェ・ボクスター(986)

なんと100万円を切る価格で手に入る初代ポルシェ・ボクスター。

エンジンは2.5リッター・フラットシックス(自然吸気)、出力は206馬力。

もうちょっとお金を出せば同世代の911(996)を購入できますが、911はボクスターよりも100kgほど重く、かつクセのあるRRなので、ここは挙動が素直なミドシップを選びたいところです。

この価格なので臆することなく走り込むことができ、外せるものは外して(といってもそこまで外せるものは多くない)けっこう無茶ができるんじゃないかと思いますが、腕を磨くにはもってこいのクルマなんじゃないかと思います。

あえてネガを言えば非力なこと、そして「パワーアップが難しい」こと。

そしてぼくが声を大にして言いたいのは「ゆめゆめAT(ティプトロニックS)を選んではならぬ」。

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日産フェアレディZ(Z33)

相当な台数が中古市場に溢れ、そのために価格がかなりこなれている日産フェアレディZ(Z33)。

エンジンは3.5リッターV6、出力は280馬力(マイナーチェンジによって316馬力へ)、そしてFR、さらに6速MTがラインアップされているというのが大きな魅力。

多くのドリフターが愛用していたことでわかるとおり素性は悪くなく、ただしNAなのでパワーアップが難しいという問題があるものの、けっこう外せるものが多いクルマなので、そこは軽量化によってカバーするしかなさそうです。

もうちょっと走り屋に人気が出ても良さそうだとは思うものの、やはり車体が大きく重く、そしてチューニングポテンシャルが高くないというところが敬遠されているのかもしれません。

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アルファロメオGT 3.2V 24V

アルファロメオGT(アルファGT)は2003年〜2008年の間に製造されていたクルマですが、当時ほかのアルファロメオのほとんどがピニンファリーナによるデザインであったのに対し、このアルファGTのみが「ベルトーネ」によるデザイン(そもそもなぜ、既存ラインアップと競合するこのクルマが発売されたのかが不思議)。

メカニズム的には2リッター直4もしくは3.2リッターV6をフロントに搭載して前輪を駆動するFFですが、当時いろいろとアルファロメオのクルマを運転してみたところ、「なぜだかわからないけど、とにかく楽しい」と感じたのがこのクルマ。

どっしりとしたGT的味付けで軽快性はなく、しかし国産車にはないフィーリングを持ち、おそらくはこのクルマにしかない感覚だと認識していて、一度は乗っておくべきだとも考えています。

ただ、意外と人気があるのかまだまだ中古相場が高いようですが、2リッターモデルであれば20万円台という個体も存在し、そちらを狙うのもいいかもしれません。

ちなみにトランスミッションは6速MTもしくはクラッチレスMT(5速セレスピード)とがあり、しかしトラブルの可能性を考えると(セレスピードではなく)6速MTを選びたいところ。

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中古スポーツカーの選択肢は年々狭くなる

なお、現在のところ中古スポーツカーの選択は比較的多いものの、しばらく前から各自動車メーカーともスポーツカーのラインアップを減少させており、かつ生き残ったスポーツカーの販売も極端に減少しています。

よって、これから中古市場に出てくるスポーツカーは数が少なくなり、しかも過去に発売されたスポーツカーは「希少種」化することで相場が高騰してしまい、今後は中古スポーツカーを選びにくい世の中となるのかもしれませんね。

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