| 知らない間にBMWが大きく進化していて驚いた |
さて、人気ユーチューバー、ダグ・デムーロ氏が新型BMW M3のレビューを公開。
BMW M3というと巨大キドニーグリルばかりが議論を呼んでいますが、実際のところこのグリルはボディラインに沿っているのでむしろ目立たず、BMWのデザイナーいわく「グリルのみを見て評価するのではなく、車全体を見てほしい」。
ダグ・デムーロ氏は今回、しっかりと車全体を見た上で、「歴代のうち、もっとも魅力的なM3」と評しているようですね。
そのエクステリアはやはり斬新
まずは全体像からのチェックですが、その姿は「紛れもないBMW M3」。
キドニーグリルやホフマイスターキンクの変更があるものの、全体的なイメージはM3のままですね。
ただし前後フェンダーの膨らみはこれまでのM3に比較しても強調されているという印象があり、とくにサイドシル下部をブラック・アウトしているために「車体中央部分を絞った」、つまりコークボトルのような視覚的演出がなされており、いっそうフェンダーが張り出しているようにも。
後部ドアはおそらく通常の3シリーズと共通だと思われますが、ドア後端とリアフェンダーとの境界の段差を見るに、いかにリアフェンダーが張り出しているかを感じさせます。
リアアンダーは後方に向かって突出しており、これはメルセデス・ベンツも好んで用いている最新のトレンド。
これによってどういったメリットを享受できるのかは不明ではあるものの、「リアディフューザーを大きく取れる」ことも一つの利点なのかもしれません。
そしてやはりキドニーグリルについて触れないわけにはゆきませんが、もともとBMWは「20%の人だけが気に入ってくれればいい」と割り切ってこのバーチカルキドニーを採用したといい、しかし様々な市場の反応を見るに、「20%”以上”」の人々を引きつけることに成功しているように思います。
ドアミラーにはもちろん専用の「Mミラー」。
エアロダイナミクスに優れるドアミラーが与えられるのは「Mモデルの伝統」でもありますね。
エキゾーストパイプは肉眼で見るとかなりデカいらしい・・・。
ルーフには直進安定性を向上させるためと思われるリブが設けられます。
こちらは新型M3のエンジンルーム。
トライアングル状の補強が組まれます。
新型BMW M3のインテリアはこうなっている
シートはBMWとは思えぬほどのオシャレさを誇りますが、ヘッドレストの「M3」バッジはドアをアンロックすることで発光。
逆にシフトパターンが光らなくなってしまった模様(ちょっと悲しい)。
もはやマニュアル・トランスミッションにはビタイチお金をかけたくないということなのかもしれません。
そしてインテリアのそこかしこにはカーボンパーツも。
もはやプレミアムカーには欠かせなくなった3Dビューも装備。
ドアハンドル付近に仕込まれたアンビエントランプは警告灯としても機能し、たとえばドアを開けようとしたときに後方から車両や自転車が来ると点滅して警告を行います。
これは新型メルセデス・ベンツSクラスにも装備される機能ではありますが、もはやアンビエントランプが「クルマの機能のひとつに進化した」ということを意味していますね。
その後は実際に試乗してのレビューも行っています。
新型BMW M3の細部を紹介する動画はこちら
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参照:Doug DeMuro