| 場合によっては、テスラ・モデル3のオーナーは他人の充電料金を支払うことに |
電気自動車の充電については「個人の良識任せ」だと混乱を招くことになりそうだ
さて、ガソリン車オーナーがEV要充電器の前に意図的に駐車し、EVの充電ができないようにする嫌がらせ行為「アイシング」が問題となっていますが、今回はEVオーナーによる問題行為が録画され公開されています。
かんたんに言うと、「BMW i3のオーナーが、横に停まって充電しているテスラ・モデル3の充電プラグを引っこ抜いて自分のi3に差し替えた」というもので、あきらかにこれはエチケット違反。
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その意図は定かではないが
なお、テスラ車には多数のカメラが内蔵されており、駐車中であっても「セントリーモード」を作動させることで周囲の状況を録画することが可能。
今回のi3オーナーはそういった装備があることを知らなかったのだと思われますが、その行為の一部始終が録画されることとなってしまったわけですね。
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動画を見ると、まずBMW i3のオーナーが「正当な」方法で充電する様子が収められています。
ただ、すぐにこオーナーは自分のBMW i3から充電プラグを引っこ抜き・・・。
充電器に戻します。
そして横に停まって充電中のテスラ・モデル3に近づき・・・。
テスラ・モデル3から充電プラグを勝手に抜いた!
そして自分のBMW i3へと向かい・・・。
BMW i3に接続。
そのままゆうゆうと「他人が使用していたプラグ」で充電を行います。
この行為のどこが問題?
そしてこの行為のどこが問題なのかということですが、まずこのプラグはテスラ・モデル3のオーナーが使用していたもので、それを抜いてしまうと、モデル3のオーナーが戻ってきたときに「充電されていない」ことに気づき、非常に困ったことになるわけですね。
さらに、これが「無料の」公共充電施設であれば金銭的な被害はテスラ・モデル3のオーナーに発生しませんが、「有料」であったとしたら、このBMW i3の充電にかかる費用までもがテスラ・モデル3のオーナーに請求されることになってしまいます。
実際にここが無料なのか有料なのかはわからないものの、BMW i3のオーナーが、「本来、テスラ・モデル3に供給されるはずであった電力を”盗んだ”」ことに変わりはなく、当然ですがその意味を理解してこういった行動を取っているはず。
もしかすると、自身が駐車した場所の充電器が壊れていたのかもしれず(これはよくある)、しかしそれでも他の充電器が空いているように見え、となると「自分のBMW i3にチャージするためのお金を払いたくなかった」ため、テスラ・モデル3のオーナーにそれを肩代わりさせようとしたのかもしれません。
現在、急速に自動車の電動化が進んでいますが、アイシング(日本においても、そこがEV用充電スペースだと知らずに駐車している人も見られる)、そして充電が終わってもクルマを動かさずに別のEVが充電できないといった状況、そして「他人の充電ケーブルを盗む」行為など様々な問題があり、今後は充電器の前で色々な争いが勃発する可能性もありそうですね。
いずれにせよ、お互いに配慮し、助け合い、そして他人のものには手を出さないという基本的な社会のルールを守らねばならないということがよくわかる動画だと思います。
BMW i3のオーナーがテスラ・モデル3の充電ケーブルを「盗む」動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=9rzaLmXMxCA&t=40s合わせて読みたい、関連投稿
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