今年はBMW i4！ACシュニッツァーが違法チューンを取り締まるべく「Tune it Safe!」ポリスカー8代目を発表！こんなパトカーが実際にいたらけっこう楽しい

｜　この「Tune it Safe!」はすでに17年も継続、ACシュニッツァーはキャンペーン用パトカーを8年連続で製作している　｜

今回のカスタムは外観のみ、パワートレインはおそらく手つかず

さて、毎年エッセン・モーターショーの季節になると登場するのが「Tune it Safe!」キャンペーンポリスカー。

エッセン・モーターショーは日本でいうところのオートサロンやオートメッセ、北米でのSEMAのような性格を持っており、つまりはアフターマーケットパーツ、カスタムカーに特化したショーとなっています。

ただ、クルマを改造するのにも「合法」でなければ意味はなく、不正改造を排除する意味で毎年投入されているのがこのパトカー。

もちろん実際に警察に配備されるわけでも公務に当たるわけでもなく、しかし「合法カスタム / チューニングパーツ」を大量投入していることから毎年大きな注目を集めていて、今年バージョンとしてはこのBMW i4（昨年はポルシェ911タルガ）が公開されています。

「Tune it Safe!」キャンペーンポリスカーは今年で8年目

そして今回の「Tune it Safe!」キャンペーンポリスカーは8代目を数え、もちろん手掛けたのはACシュニッツァー（「Tune it Safe!」キャンペーン自体は17年前から行われている）。

ベースとなるのはG26世代のBMW i4 M50グランクーペで、安全なチューニングを推進する活動の一環、交通法規を守りながらチューニングすることの可能性を示すものとして例年と同じように、もしくはそれ以上に注目されています。

このポリスカーに装着されるパーツ類は、今年の8月にACシュニッツァーが発表したばかりのエアロダイナミックパッケージ。

このパッケージには、フロントスポイラー、フロントスプリッター、フロントサイドウイング、リアルーフスポイラー、カーボン製リアスポイラー、リアサイドウイングといったエレメントが含まれています。

さらにはAC Schnitzerのリアスカートプロテクションフィルムとサイドのデザインパッケージも装着済み。

足回りだと約20〜25mm車高を落とすことが可能なローダウン・キットが組み込まれ、ホイールはACシュニッツァー製の20インチ AC4フローフォーミング（シルバー/ブラックのバイカラー仕上げ）、タイヤはハンコック製ヴェンタス S1 Evo 3 。

なおパフォーマンスに関しては言及がなく、ピュアエレクトリックカーということもあってかパワートレインには手が入っていないものと思われます。

全てのパーツは「合法」に使用が可能

もちろんこのBMW i4 M50グランクーペに装着されるパーツ群はすべてテストを受け、その品質、さらに合法性が確認されているものであり、装着後も安全かつ合法に公道を走ることが可能。

加えて「パトカー」ということを考慮し、例年通りヘラ社製の警察用特殊信号システムが装備され、フォイルテック・ホイル装飾やサイド・ウィンドウのセキュルックス・セーフティ・ホイル、さらにはフロントグリルやルーフ上にはLEDパトライトが取り付けられています。

インテリアだとペダル、フットレスト、i-Driveコントローラーの「ブラック・ライン」カバー、キーホルダーなどがアップグレードされており、いずれもオシャレなアルミニウム仕上げとなっています。

なお、インフォテイメントシステムのアニメーションもこのパトカーのものへと変更がなされており、これはなかなかに面白いところでもありますね。

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