| 純正比で80馬力もパワーアップしたアウディRS4アバントのコンプリートカー、ABT RS4-Rをパトカー風に |
さて、毎年年末に催されるのがドイツの「エッセン・モーターショー(今年は11月28日から12月8日まで開催)」。
これは各自動車メーカーが新型車やコンセプトカーを発表するイベントではなく、チューニングパーツメーカーやチューナーがパーツやそのデモ車両を公開する場として知られます。
いわば、日本のオートサロン/オートメッセ、アメリカのSEMAショーと同様の性質を持っている、と言えますね。
エッセンモーターショーのテーマは「Tune it safe!」
そしてこのエッセン・モーターショーでは「合法チューン」を強く推奨しており、その合法性をアピールするために毎年”Tne it safe !”キャンペーンを展開し、そこで登場するのがドイツ警察車両(パトカー)のグラフィックを身にまとうチューニングカー。
ドイツのイベントということもあり、製作を担当するのはACシュニッツァーもしくはABTが多く(ときにはブラバスやエッティンガーも)、そして今年はABTがアウディRS4アバントをベースにしたチューンドカーを発表(Filiatecとの共同プロジェクト)。
アウディRS4アバントはもともと過激なパフォーマンスそしてルックスを誇るクルマですが、ABTはさらに車高ダウンにホイール交換、そしてエキゾーストシステムの交換等によって450馬力から530馬力へと一気に80馬力アップを果たしています。
加えてABT製のフロントリップ、エアロフリック、リアディフューザーが装着され、いっそうアグレッシブなスタイルが与えられています。
なお、タイヤは例年のごとくハンコック。
ルーフには本物のパトライトが装着。
インテリアにはカーボントリムが装着され、パトライト操作デバイス、そして「止まれ」標識が用意されています。
マイク(拡声器)やサイレンはこちらで操作するようですね。
シートはABTによって張り替えられ、シートバックには「RS4-R(APTによるRS4アバントのコンプリートカー)」の文字。
過去にはこんな「パトカー風チューンドカー」も公開されている
上述の通りエッセン・モーターショーでは毎年パトカー風チューンドカーが公開されていますが、2018年版はAC)シュニッツァーによってカスタムされたBMW i8ロードスター。
2017年はエッティンガーによるフォルクスワーゲン・ゴルフR。
ちなみに2017年より前は「イエロー」のラインが入っておらず、ドイツのパトカーそのものの仕様変更があったのかもしれませんね。
過去にはドイツ車ではなく、シボレー・コルベットZR1が起用されたことも。
そのほかメルセデス・ベンツCLA。
スマート。
ミニ。
「停止」サインはこううやって使うようですね(けっこうアナログ)。
BMW 3シリーズ。