| パガーニ・ウアイラ・コーダルンガのデザインは今見るとユートピアと多くの共通性を持つようだ |
もちろんすべての生産枠は埋まっており、新車で手に入れることはもうできない
さて、ロシアのチューナー、トップカーの経営者であるオレグ・エゴロフ氏にまたまたレアなパガーニが納車されることに。
遠く離れた日本に住むぼくらからすると、ロシアは今さぞかし大変なんだろうなと考えたりするものの、同氏はロシアのウクライナ侵攻開始以降もなんどかパガーニの納車を受けているので、戦争の影響を受けているのはごく一部であり、普通の市民にはほぼ無関係もしくは無関心な出来事なのかもしれません。
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今回納車されるのはパガーニ・ウアイラ・コーダルンガ
そして今回オレグ・エゴロフ氏に納車されたのはウアイラ・コーダルンガ。
同氏はゾンダHPバルケッタ、ゾンダ760ロードスター、ウアイラ・イモラなどの納車を受けていることが報じられていますが、そのほかにも壮大なコレクションを保有しているものと思われ、パガーニにとっては「最上位顧客の一人」なのだと思われます。
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このウアイラ・コーダルンガは1960年代のル・マン24時間レースを走ったレーシングカーにインスパイアされたデザインを持つといい、同じウアイラでの「BC」「イモラ」等とは異なってクラシカル、かつエレガントなスタイルを持っています。
もともとは一人の顧客からの要望によってプロジェクトがスタートしたといい、しかし最終的には5台が作られるようですね。
ボディパネルは全般的に大幅なデザイン変更を受け、パガーニによって「足し算ではなく引き算によってデザインされた」こと、極めて高いエアロダイナミクス効果を持つことなどが明かされていますが、開発にかかったのはおよそニ年。
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今こうやって見ると、パガーニの最新作である「ユートピア」と同じ路線上にあることもわかり、もしかするとこのコーダルンガがユートピアのデザインプロセスに大きな影響を与えたのかもしれません。
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このパガーニ・ウアイラ・コーダルンガは「製造ナンバー2」
オレグ・エゴロフ氏によれば、このウアイラ・コーダルンガの製造ナンバーは「2」。
インスタグラムに投稿された画像を見ると納車に際してはささやかなイベントが開催されたようですね(納車場所はパガーニ本社のショールーム)。
ちなみにこの三脚とカメラはつい先日パガーニが発売したジベッリーニ社とのコラボモデル(価格1500万円!)なのだと思われます。
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ボディカラーはマットシルバー、そしてリアにはストライプが入るという仕様ですが、これは36センチ延長されたリアエンドを持つコーダルンガだからこそ可能となったデザインでもありますね。
インテリアはアンティーク調のタンレザー、そしてこれもレトロなファブリックが組み合わせられ、金属パーツやカーボンパーツはマットフィニッシュという渋い仕様を持っています。
ボディサイドのスペースには専用デザインのラゲッジが収まっており、こちらもインテリアと同じ素材が用いられているようですね。
奥の方に見えるエンジンはメルセデスAMGより供給を受けた6リッターV12ツインターボで、出力は827PSを誇ります。
これはウアイラ・コーダルンガのキー。
ウアイラのキーはそれぞれ実車のボディ形状を模したデザインを持っていますが、ウアイラ・コーダルンガの場合はちゃんとロングテール形状をもっているのが面白い、と思います。
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参照:oleg_topcar