| 価格はM5ツーリングよりも高価ではあるが、その価値は十分にあるだろう |
幸いなことに日本は「販売対象国」に入っている
さて、BMWが先日ティーザー画像をドロップしたばかりの「M3 CSツーリング」を正式発表。
これはM3ツーリング(ワゴン)のハードコアバージョンで、「CS」とは「コンペティション・スポーツ」を表し(もともとはクーペ・スポーツであった)、上位グレードのCSL(クーペ・スポーツ・ライトウェイト)の下に位置します。
そしてこのM3 CSツーリングは、M3 CSやM4 CSと同等のパフォーマンスを誇りつつも広い荷室を備えるワゴンボディを備え、「もっとも汎用性が高い」CSだとも評価されているわけですね。
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新型BMW M3 CSツーリングはこんなクルマ
そこでこの新型M3 CSツーリングを見てみると、搭載されるエンジンはM部門によるS58型3リッター直6ツインターボ、そしてその出力は550馬力。
駆動方式は4WDのみ、トランスミッションは8速ATという組み合わせのみとなりますが、「FRモード」も備えており”ドリフト”も楽しめるように配慮されています。
0-100km/h加速は3.5秒、最高速は300km/hを誇り、これは兄貴分であるM5ツーリングと”ほぼ同等の数字”であると言えばこのM3 CSツーリングの威力の凄まじさがわかるかもしれません。
一方、カーボンファイバーを多用することで軽量化も果たしており(CSLほどストイックではないけれど)、車体重量はM5ツーリングより625kgも軽い1,850kgにとどまることも大きなトピック(ハイブリッドシステムを持たないことが大きい)。
外観に目を移すと、よりアグレッシブなフロントバンパー、「CS」以上のモデルでは標準となりつつあるイエローのデイタイムランニングランプ、そしてフロント19/リア20インチの鍛造ホイール(ゴールドもしくはブロンズを選択可)など見どころが多く、非常に特別感のある仕上がりとなっています。
ちなみにボディカラーは「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」「ラグナ・セカ・ブルー」「サファイア・ブラック」「フローズン・ソリッド・ホワイト(マットホワイト)」の4色のみ、すべてのカラーにはグロスブラック仕上げのルーフ&リアスポイラーが標準装備され、リアスポイラーの縁取りやフロントグリルの輪郭には赤色のアクセントが施されています。
新型BMW M3 CSツーリングのインテリアはこうなっている
インテリアだとカーボンシェル付きバケットシート(通常のM3ツーリングではオプション) 、カーボン製シフトパドル&センターコンソール、同じくカーボンファイバー製内装パネルなどスパルタンなチョイスが目を引くところ。
フラットボトム形状を持つアルカンターラ巻のステアリングホイールには12時位置にレッドのストライプが用いられる専用デザイン、そしてシートではレッドとブラックのカラースキーム、赤く光るCSバッジも特別版ならではの装備です。
現時点でBMWはM3 CSツーリングの生産台数につき発表していませんが、M3 CSでは1,700台、M3 CSでは2,000台程度の生産台数であったので、おそらくはこれらと同じくらい、あるいは「ワゴン」というニッチさを考慮すると「もっと少ない」生産台数に抑えられるのかもしれません。
価格については本国だと152,900ユーロに設定されており、M5ツーリングよりも6,900ユーロ高額ではあるものの、リセールバリューとなるとM5ツーリングを「大きく上回る」ものと考えられます。
現在アナウンスされている販売地域はヨーロッパ、オーストラリア、日本、そして韓国で、納車は3月からを予定している、とのこと。
新型BMW M3 CSツーリングのプロモーション動画はこちら
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参照:BMW