| メルセデス・ベンツはライバルに対しても紳士的だった |
BMWはこの3月に創業100周年を迎えますが、メルセデス・ベンツがそれを祝福。
Facebook上で動画を公開し、「100年間競争相手でいてくれて感謝」との意を述べています。
ただ、その後に「その前の30年はちょっと退屈だったけど」と付け加えており、ここは王者の余裕といった感じですね。
なお「メルセデス・ベンツ」としての創業は1926年になりますが、その前身である「ベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリーク」と「ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト」はそれぞれ1883年と1890年の創業なので、これをカウントしているものと思われます。
メルセデス・ベンツはBMWというライバルのお祝いごとを自身のプロモーションに利用したことになりますが、これもSNSが普及した現代ならではの手法かもですね。
関連投稿:BMWが100週年記念「ヴィジョン・コンセプト100」4モデルを集合させた動画を公開
BMWがその100周年記念にて発表した「ヴィジョン」シリーズが総出演するコンセプトムービーを公開。
「A New Era(新しい時代)」と題されたもので、BMW「ヴィジョン・ネクスト100・コンセプト」、BMWがモトラッド(バイク)「モトラッド・ネクスト100」、ロールスロイス「103EX ヴィジョン・ネクスト100コンセプト」、ミニ「ヴィジョン・ネクスト100コンセプト」が集合しています。
それぞれに走行する様子、一部機能も紹介されるものですが、たしかに新しい時代の幕開けを感じさせる内容となっていますね。
BMWは昨年に「ブランド100周年」を迎えたものの、その際のプロモーションは比較的地味なもので、他メーカーのように記念となるスポーツカー、ハイパーカーは発売せず。
実際にBMWは「M1」や「2002」など記念碑的なモデルも保有しており、ぼくはこのあたりのリバイバルがあるかもと考えていたにちょっと肩透かしを食らったような印象を持っています(とくに2002はオマージュ・コンセプトも登場していただけに)。
BMWの意図としては100週年記念を迎えるにあたり、過去を振り返るよりも「これからの100年」を世界に示したかったのだと考えられ、そのために一連の「ヴィジョン100」公開を優先させたのでしょうね。
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