BMW M2発売以降、「M4よりコストパフォーマンスが高い」として様々な論争を読んでいますが、AutoExpressがM2、M4、1Mをサーキットへ持ち込んでタイムを計測。
結果からするとM2は46.1秒、1Mが46.4秒、M4は45.8秒。
ただしM4のタイムはコンペティションパッケージを装着している、という但し書き付きですが、これはM4のパフォーマンスを引き上げるもので、具体的には出力が+19馬力の450馬力となり、0-100キロ加速が0.1秒早くなり4秒に。
さらにはサスペンション、LSDが専用となりスポーツスキーゾーストも装備するという盛り沢山な内容で、オプション自体の価格も98万1000円、とけっこうな価格となっています。
ベースモデルのスペックだとBMW M4は3リッター直6ツインターボにて431馬力を発生し重量1610キロ、価格は1075万円、0-100キロ加速は4.1秒。
対するBMW M2は3リッター直6ツインターボで370馬力、重量は1580キロで価格は770万円、0-100キロ加速は4.3秒。
エンジン型式だとM4はS55B3A、M2はN55B3Aと差異がありますね。
おそらくは「ヒエラルキー上」の問題でM4はM2に対して馬力上の優位があり、そして重量差/価格差を考えると(より大きな)M4は軽量素材を多用していると思われますが、M2がM4を脅かす存在であるのは間違い無さそうです。
なおルックスに関してはM4がスマートになりすぎたのに対し、M2はその「寸詰まり感」が逆にチューニングカー、ハイパフォーマンスカーらしさを演出しているように思われ、これも魅力のひとつなのかもしれませんね(さすがにBMW M2は”BMWが不買の誓い”をたてたぼくでも欲しくなる)。