BMWモトラッドがミラノで開催中のEICMAにて、「HP4 Race」を公開。
未来のBMWを示唆するプロトタイプとなりますが、見たとおりカーボンファイバー技術を分第に盛り込んだのもに。
サブフレームやホイール、外装がカーボンファイバー製となっていますが、ドゥカティもランボルギーニ由来のカーボン技術を投入した「1299スーパーレッジェーラ」を発表しており、バイクにおいてはカーボン化の流れが加速しそうです。
現時点ではスペックは公開されていませんが1000cc直列4気筒エンジンを積んで200馬力以上を発生すると見られています(エキゾーストはおなじみアクラポヴィッチ)。
発売は2017年中盤以降と予想され、BMW史上もっともスパルタンなバイクとなりそうですね。
なおBMWもカーボンファイバーへの取り組みに熱心なメーカーで、自社工場を建設してBMW i3/i8用のカーボンフレームを製造したり、将来的にはカーボン製ホイールを自動車用として実用化したいとしています。
BMWがバイク用にカーボンフレームを投入予定。
BMWはiシリーズのためにカーボンファイバー工場を建設するなどカーボンには非常に積極的な企業。
なお今回は異なる2つのフレームタイプをパテントとして登録しているようで、まずは市販モデルとしてS1000RRのようなスーパーバイクに採用する模様。
このフレームはアルミに比べて最大で40%も軽量とされ、かつ強度もアルミにくらべ高いとのことなので、今後の拡大採用が期待されるところ。
なおBMWは自動車用にカーボン製のホイールを開発していると過去に報じられており、これがバイクに転用されるとフレームやホイールがカーボン製という非常に軽量なバイクができるかもしれませんね。